ラッセル、メルセデスはF1の本質に立ち返る必要があると語る

ジョージ・ラッセルは、メルセデスが単純にマシンにダウンフォースを追加することでF1の本質に立ち返り、シーズン序盤にチームが低迷しているW15のパフォーマンスを向上させる必要があると考えている。

2024年シーズンの最初の5レースが終了した時点で、メルセデスチームはコンストラクターズランキングで4位につけており、カスタマーチームのマクラーレンに44ポイント遅れをとっている。
メルセデスがマシンで直面している最大の問題は、W15が不安定なF1マシンのままであることだ。
ジョージ・ラッセルは、設計面でエンジニアたちが取ってきたさまざまな方向性から、より単純なアプローチが必要であることが示されていると述べた。

「これまでのところ、単純にダウンフォースを追加する必要があることを十分に理解していると思う」と、ジョージ・ラッセルは語った。

「僕たちは過去2年間で何度か哲学を変え、コンセプトを変更してきた。僕の個人的な見解では、どのようなコンセプトに取り組んでいるかに関わらず、可能な限り多くのダウンフォースを得る必要があり、その後の制限事項は管理するものだということだ」

「マイアミ(次戦)では、マシンにいくつかの改良が加わる。それで何ができるか見てみよう」

「でも奇跡の解決策はないと思う。僕たちは単にパフォーマンスを追加し、風洞やCFDでの基本、つまり単にダウンフォースを追加することに集中し続ける必要がある。時にはそれほど単純なのかもしれない」

ラッセルは、中国グランプリでの自身のパフォーマンスに基づいてこの考えを述べている。
週末の各セッションでセットアップを変更するなど、マシンに抜本的な変更を加えたものの、結局は同様のパフォーマンスに終わったと語った。

「(中国では)2つの異なるセットアップを試したが、どちらもかなり似たようなラップタイムとパフォーマンスを生み出した。したがって、ファクトリーからの取り組みが必要なんだ」と彼は付け加えた。

「結局のところF1では、ダウンフォースが大きいほど速く走ることができる。セットアップはごく一部に過ぎない」

「事実は、レッドブルがまだ他のすべてのチームをはるかにリードしているということだ。スプリントレース(中国)で初めて、フェルスタッペンが全員から1秒差をつけて快適に走る姿を見て、彼らの真の実力を目の当たりにしたと思う」

「だから、自分を騙してはいけない。レッドブルとの差を縮め、フェラーリやランド(ノリス、中国で2位)との戦いに加わるためには、多くの作業が必要だ」

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