角田、2024年の好スタートを振り返る「人々に証明するパフォーマンス」
RBの角田裕毅がオーストラリアGPで今季初ポイントを獲得した。
この結果、RBはコンストラクターズランキングでハースを抜いて6位に浮上した。
開幕前のテストでは中団に位置していたVCARB01だが、角田の手にかかると1周の速さが際立ち、開幕から3レースで予選11番手、9番手、8番手につけた。
しかし、バーレーンとサウジアラビアでは不運と作戦ミスに見舞われ、ポイント獲得には至らなかった。
だがメルボルンでは完璧なパフォーマンスを見せ、見事ポイントを獲得した。
角田はトラブルに見舞われることなく戦い、そこに戦略も合わさって”ベスト・オブ・ザ・レスト”枠に入った。
中団チームにとってはここ数年で最も緊迫したコンストラクターズバトルになることが予想されるなかで、貴重な6ポイントを獲得した。
「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。FP1から安定してトップ10に入り、最終的にポイントを獲得することができた。シーズンをいい形でスタートするためには、このポイントが必要だったんだ。」と角田は語った。
「自分のパフォーマンスにはとても満足している。特に今週は非常に安定していたと思う。開幕してからの3戦の予選もとても良かった。」
「予選だけでなく、いいレース、強いレースができることを証明するために、クリーンなレースが必要だったんだ。このレースで(そのことを)証明することができたし、これからも自分がやっていることを続けていく。」
次戦日本GPは角田にとってホームレースだ。鈴鹿はアルバート・パークのような高速コーナーがいくつもあり、RBはこのような結果を再現できると確信している。
「バーレーン以来、マシンのパフォーマンスは安定しているからね。昨年は、いくつかのサーキットでパフォーマンスが足りなかった。でも今シーズンは今のところそれもない。だから鈴鹿や他のサーキットでもいいパフォーマンスができると確信している。」
「ただ、中盤のタイトな戦いは何が起こるかわからないから、自分たちに集中することが重要だ。ミスがあれば簡単にポジションが変わってしまうから、自分たちのことに集中して、クルマからあと数ミリ秒を絞り出すだけだ。」
来年はレッドブルのシートを手にする可能性があり、昨年ダニエル・リカルドの代役を務めたリアム・ローソンの活躍も期待される。
確かにチャンスはあるが、同時にプレッシャーもあるはずだ。
「僕自身は、口先だけでなく、自分のパフォーマンスで証明し続けるのが僕のスタイルだ。自分のパフォーマンスを見せることができてうれしいし、この3年間よりも多くの人が僕を見てくれている。これはいい兆候だ。」
「自分が改善できるところを引き続き改善するよ。ダニエル(・リカルド)とは本当にうまくいっているし、一緒にマシンを速くしてアストンマーティンやメルセデスと戦えるといいね。」
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