WRCドライバー、新FIA方針に抗議―過度な罰則に懸念

モハメド・ベン・スライエム氏
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世界ラリー選手権(WRC)のドライバーたちが、FIAの厳格な発言規制に対して異議を唱えている。

WRCのドライバー協会「Worda」は、FIA会長モハメド・ベン・スレイエム氏に「緊急の解決策」を求める声明を発表。この声明は、アドリアン・フルモー選手がテレビインタビューで不適切な言葉を使用し、10,000ユーロの罰金を科されたことを受けたものだ。

インタビュー中にFワードを使った彼は、FIAの新たな厳格な指令に基づき処罰された最初のドライバーとなった。この規則は、ベン・スレイエム氏が特にF1ドライバーの不適切な用語使用に不満を表明した後に施行された。

ドライバーたちが署名した声明には、WRC2メンバーも名を連ね、より透明性の高い対応を求めた。

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「鬱蒼とした森の中や凍結した道路で、私たちは限界に挑んでいる。今日のラリードライバーはアスリートであるだけでなく、絶え間ないメディア対応も求められている」

「軽微で意図的ではない言葉の過ちに対する制裁の厳しさが驚くべき増加を見せており、これは容認できないレベルに達している」

声明はさらに、母国語でない選手が言葉の意味を完全に理解せずに使用するケースや、極度のアドレナリン状態での感情制御の難しさを指摘。法外な罰金がラリーにおける予算と不釣り合いであることや、罰金の使途に関する透明性の欠如も懸念点として挙げている。

「対話を通じて、緊急かつ相互に受け入れられる解決策を見出すことを求めている」と声明は締めくくった。

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