アロンソ、モナコで今季初ポイント―ペレスへの10秒ペナルティで10位へ
2026年F1第6戦モナコGPで、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが今シーズン初のポイントを獲得した。21番手という最後方からのスタート、赤旗中断、そしてキャデラックのセルジオ・ペレスへの後日ペナルティという三つの要因が重なって生まれた、ドラマチックな1ポイントだった。
21番手スタートから、奇跡の条件が揃う
シーズン序盤を通じて苦境に立たされてきたアストンマーティン。アロンソとチームメイトのランス・ストロールは予選で全グリッド最後尾2台を占める状態にあり、アロンソのモナコ出走前から「ポイント獲得」を期待した関係者はほぼいなかった。
だがレースはアロンソに味方した。まずフォーメーションラップでフェルスタッペンがエンジントラブルによりリタイア。その後も多くの車がリタイアしていった。終盤にはチームメイトのストロールが最終コーナー(アントニー・ノゲス)付近で路面崩壊により壁にクラッシュし、セーフティカーが導入。さらにセーフティカー明けの再スタート直後に同じ箇所でフェラーリのシャルル・ルクレールもクラッシュしたため、レースは赤旗中断となった。路面補修の後、約37分後に残り10周から再スタートが切られた。
最終的に完走したのは15台のみというリタイア続出の展開の中、アロンソは着実にポジションを積み上げた。
ペレスへの10秒ペナルティが決め手に
レース終了直後の暫定分類では、アロンソは11位。ポイント圏外の1つ後ろで悔しい結果に終わったかに見えた。しかしレース終了から約1時間半後、FIAから追加裁定が下された。
キャデラックのセルジオ・ペレスが、赤旗後の再スタート時にグリッドスロットの位置違反(フォールスタート)で10秒加算ペナルティを科され、10位から15位(最下位)に転落した。これによりアロンソが繰り上がり、10位でチェッカーを受けた扱いとなった。
アロンソ自身はレース展開についてこう語った。「1コーナーと再スタートでかなりのリスクを取り、ポジションを固めることに専念した。今日のコンディションは本当に難しかったが、戦略的に攻めた。3周目にピットインして、1ストップで最後まで持たせるプランだった。赤旗後の再スタートが助けになり、チャンスをしっかりつかめた。レースをうまく戦えたと思う」
夜7時半の「昇格」通知―遅ればせながらの祝杯
ポイント獲得の確定はレース現場のチームがすでに撤収作業を始めた夜7時半頃。この結果はアストンマーティンを構成順位でもキャデラックの上に押し上げた。
アロンソは喜びをこう表現した。「チームにとって今年初の1ポイントを獲れたことは、全員への素晴らしいご褒美だった」
これによって現時点でポイントを獲得していないチームはキャデラックのみとなった。
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