サインツ、モナコGP衝突を「限りなく容認不可」と痛烈批判―ヒュルケンベルクに10秒ペナルティ
2026年F1第6戦モナコGPで、ウィリアムズのカルロス・サインツはリスタート直後の接触事故によりリタイアを余儀なくされた。アウディのニコ・ヒュルケンベルクとの衝突に続き、フランコ・コラピントにも弾き飛ばされるという不運が重なったサインツは、一部ドライバーの判断を「限りなく容認不可」と厳しく批判した。
ヘアピンで接触、トンネル前に終戦
波乱のモナコGPでサインツに待っていたのは、踏んだり蹴ったりの展開だった。まず難所として知られるローズ・ヘアピン(ロウズ・コーナー)でヒュルケンベルクと接触。損傷を負ったマシンをなんとか立て直そうとしたところ、今度はポルティエ・コーナーでコラピントに追突され、スピンを喫した。トンネル手前でのリタイアとなり、ポイント獲得の機会は完全に消えた。
「誰もが知っているはず」―サインツの怒りのコメント
サインツは憤りを隠さなかった。
「残念ながら、リスタートでいくつかのドライバーが1〜2ポイントを取るためにすべてを賭けることにした。僕はリスクを取りすぎて間違いを犯した人たちの犠牲になった。その行為は限りなく容認不可だ」
さらに続けた。「モナコのローズ・ヘアピンでは毎年渋滞が起きる。アクセルを緩めなければならないし、前の車に追いつくことはわかっている。なぜなら全員が同じコーナーを通り抜けようとしているからだ。これだけの経験を積んでもまだこういうミスが起きることが、正直理解しがたい」
ペナルティはヒュルケンベルクのみ、コラピントはお咎めなし
レースコミッサリーはこの一連の事故を精査した結果、ヒュルケンベルクに10秒ペナルティを科した。これにより、ヒュルケンベルクが走行中に確保していた9位入賞は消滅した。
一方、サインツをスピンさせたコラピントにはペナルティなし。スチュワードはその判断をこう説明した。
「55号車(サインツ)との接触は、55号車の予期せぬ進路変更によって引き起こされたと結論づける。55号車は27号車(ヒュルケンベルク)との先の接触でダメージを受けた後、他のマシンを先行させていた。その後、55号車がライン外の右側へ回避しようとしたところ、43号車(コラピント)と衝突した」
スチュワードの論拠は、コラピントがサインツの動きを予測できなかったという点にある。サインツ側からすれば到底納得のいかない裁定だが、公式決定として覆ることはなかった。
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