角田、マネジメントチームを再編 - 今後の展望は？

レッドブルがリアム・ローソンを昇格させたことで、2025年シーズンもレーシングブルズに残留することが確定した角田裕毅は、マネジメントチームを再編成した。

角田は以前、マリオ宮川とルイス・アルバレス、そして学生時代の同級生である平松雄大によってマネジメントされていたが、2024年シーズンが終了した直後に宮川とアルバレスとの関係を解消した。

角田は現在、メキシコ人の元レーシングドライバーであるディエゴ・メンチャカによってマネジメントされている。

メンチャカは過去2年間インターナショナルGTオープンに参戦していたが、2025年からはF3のノア・ストロームステッドのマネジメントも担当するなど、完全にドライバーマネジメントに集中する予定だ。

「僕はもうマリオさんとも、ルイスとも一緒に仕事していない」と角田はMotorsport.comに明かした。「ディエゴの仕事には本当に満足しているよ」

「彼は間違いなくやる気がある。一緒に仕事することを決めた途端、彼はすぐにヘルムート（マルコ：レッドブルアドバイザー）のオフィスに行って関係を築いた。そういう努力は本当に感謝しているし、明らかにヘルムートもそう思っているはずだ」

「彼らはすでに良好な関係を築いていて、良いスタートだ。でも結局、最も重要なのはトラック上でのパフォーマンスで、それが出来ればディエゴの仕事も楽になると思う」

2025年シーズンは角田にとってレッドブルの姉妹チームとして5年目の活動となる。

レッドブルは、ニック・デ・フリース、ダニエル・リカルド、ローソンという過去3人のチームメイトを上回るパフォーマンスを見せたにもかかわらず、角田のレッドブルへの昇格を真剣に検討したことはなかった。

2025年にローソンを昇格させる決定はパドックで様々な反応を引き起こしたが、セルジオ・ペレスの離脱が正式に確認される前から、ローソンはペレスに代わってマックス・フェルスタッペンのチームメイトになると長い間噂されていた。

そのため角田は現在、新人のアイザック・ハジャーとレーシングブルズでチームメイトとなり、チームの明確なナンバーワンドライバーとしてシーズンをスタートする。

「裕毅（角田）は昨年、私たち誰もが予想していなかったステップアップをしたと思う」と、レーシングブルズのチーム代表であるローラン・メキースは2025年のバーレーンでのプレシーズンテスト中に述べた。

「スピード、成熟度、技術的なフィードバックの面で大きな進歩を遂げた。そして今年の裕毅にも同じような大きなステップアップがあれば、本当に本当に面白いことになるだろう！」

「彼にとって良い年とはどのようなものかという点では、昨年見たのと同じ規模の新たなステップアップを見ることだ」

しかし、2025年以降の角田の将来は不透明なままだ。ローソンの昇格が発表された直後、メディアに対してホーナーは、今年シニアチームの席に名乗りを上げていない角田をレッドブルファミリーに留めておくことが「意味があるのか」と疑問を呈した。

シーズン終了時にレッドブルが彼を放出した場合、角田の選択肢は限られているように見える。彼は昨年ハースと話し合いを持ち、ザウバーからも検討されていたが、レッドブルはさらに1シーズン彼の契約を延長することを選んだ。

それ以来、両チームは今後数年間のドライバーラインナップを固定しており、2026年にシートを失った場合、角田に明確な代替案は今のところほとんど残されていない。

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