F1アブダビ合同テスト開幕―王者ノリスら14名のレギュラードライバーが走行へ
アブダビでのシーズン最終戦を終えたばかりだが、すべてのドライバーがすぐに冬休みに入れるわけではない。火曜日、ヤス・マリーナ・サーキットではピレリによるタイヤテストが実施され、計14名のレギュラードライバーが参加する。
レース翌日のパドックは週末の喧騒が嘘だったかのように静まり返り、報道陣やVIPゲストの姿も少ない。しかし、コース上では引き続き重要なテストプログラムが進められている。
2台体制でのテスト実施
各チームは2台のマシンを走らせ、1台はテスト専用車、もう1台は今季型マシンを使用する。テスト専用車には主にレギュラードライバーが乗り込み、今季型マシンでは若手ドライバーがステアリングを握る。
マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、ハース、ザウバーは両レギュラードライバーを起用。新王者ランド・ノリス（マクラーレン）をはじめ、フェラーリのルイス・ハミルトンなど、トップドライバーも走行する。
2025年のレギュラーラインアップに名を連ねる顔ぶれでは、オスカー・ピアストリ、シャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、アレックス・アルボン、オリバー・ベアマン、エステバン・オコン、ガブリエル・ボルトレート、ニコ・ヒュルケンベルグらが参加。
メルセデスはキミ・アントネッリ、レッドブルは昇格組のアイザック・ハジャーを起用。レーシングブルズはリアム・ローソン、アルピーヌはピエール・ガスリーが走行する。唯一アストンマーティンのみレギュラードライバーを起用せず、ストフェル・バンドーンがテストを担当する。
若手ドライバーは今季型マシンで走行
今年型マシンで走行するジュニアドライバーは以下の通りだ。
パト・オワード（マクラーレン）、フレデリック・ヴェスティ（メルセデス）、岩佐歩夢（レッドブル）、ディーノ・ベガノビッチ（フェラーリ）、ルーク・ブラウニング（ウィリアムズ）、アービッド・リンドブラッド（レーシングブルズ）、ジャック・クロフォード（アストンマーティン）、平川亮（ハース）、ポール・アロン（ザウバー）、クッシュ・マイニ（アルピーヌ）。
シーズンの激闘が終わっても、各チームはすでに2026年に向けた準備を進めており、アブダビでの合同テストはその第一歩となる。
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