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アストンマーティン「AMR26」は苦戦スタート─バーレーンで見えた課題

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アストンマーティン「AMR26」は苦戦スタート

2026年から本格的に新時代へ突入するアストンマーティンだが、バーレーンでのプレシーズンテストは厳しい滑り出しとなった。投入された新型車「AMR26」は、伝説的デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ氏が初めて全面的に設計を主導したマシン。チームにとって歴史的転換点となる一台だが、現時点ではパフォーマンス不足が否めない。

初日の走行後、ランス・ストロールは「さらなるパフォーマンスとグリップ、そしてバランスが必要だ」と率直に語った。2日目にステアリングを握ったフェルナンド・アロンソも、マシンの扱いづらさを示唆。全体として明確なペース不足が見て取れる状況だ。チームもライバル勢に後れを取っていることを認めている。

アストンマーティン AMR26 バーレーンテスト
アストンマーティン AMR26 バーレーンテスト

もっとも、アストンマーティンの2026年の変革は、車体だけにとどまらない。パワーユニットはホンダ製を初採用。さらに、ギアボックスとサスペンションも自社設計へ移行し、従来のメルセデス依存体制から脱却した。加えて、新風洞の稼働遅延により開発開始が数ヶ月遅れたとされる。複数の新要素を同時に統合する以上、序盤に調整期間を要するのは織り込み済みとも言える。

また、内部では2026年を“通過点”と位置づける見方もある。2021年から始まった強化計画は10年規模の長期構想であり、真に問われるのは中長期的な成果だ。短期的な苦戦は避けられないかもしれないが、開発が進めば戦闘力を高めてくる可能性も十分にある。ニューウェイ体制の真価が明らかになるのは、開幕後数ヶ月を経た中盤戦以降になりそうだ。

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