【カナダGP 決勝】ステラ代表、マクラーレンのタイヤ選択を説明「決断時点では正しい判断だった」
カナダGPのスタート前、多くのチームがスリックタイヤを選択する中、マクラーレンを含む7台はインターミディエイトタイヤを装着した。しかし決勝開始時には路面が急速に乾き、その選択は結果的に裏目となった。チーム代表のアンドレア・ステラ氏が、当時の判断の背景を詳しく説明している。
判断時には「路面は滑りやすかった」
ステラ氏はタイヤ選択の経緯について、次のように語った。
「タイヤはスタート5分前に装着する。決断を下さなければならなかった約7分間の中で、路面は滑りやすい状態にあると判断した。ドライコンディションでもタイヤの温度管理に問題があったが、その時点では雨も降っていたため、その瞬間の状況に適したタイヤを選ぶ必要があると考えていた」
雨の停止と追加フォーメーションラップが流れを変えた
しかし、判断直後にコンディションは急変した。
「その後、雨は非常に早く止んだ。さらに追加のフォーメーションラップが行われたことで、決断は台無しになった」
このレースでは、アービッド・リンドブラッドのマシンがグリッド上で動けなくなった影響により、合計3周のフォーメーションラップが実施された。スタートまでの時間が延びたことで路面はさらに乾き、スリックタイヤ勢に有利な状況となった。

ステラ氏は「予定通りにスタートしていれば、スリック勢がどれほど苦戦していたか見てみたかった」と振り返り、「雨が止んだタイミングと追加フォーメーションラップは、我々にとって少し不運だった」と悔しさをにじませた。
「結果だけで評価すべきではない」
ただ、結果論だけで判断を否定すべきではないとも強調している。
「この判断は報われなかったが、決断を下した時点では、インターミディエイトを選ぶだけの条件が揃っていたと思う。決断はその時の状況で判断されるべきであり、結果だけで評価すべきではない」
また、今回の判断はチームとドライバーによる共同決定だったと説明した。
「意思決定という点では、担当者とドライバーを含めた共同の判断だった。私自身もそれを支持した。なぜなら、あの時点ではまず最初の1周を走り切れるタイヤを確保したかったからだ」
なお、マクラーレン勢はスタート直後こそ大きな問題なく走行していたものの、路面の急速な改善によって早々のピットインを余儀なくされ、結果的にポジションを落とす展開となった。
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