【カナダGP】決勝結果─アントネッリが4連続優勝でF1新記録! ノリス、ラッセルは無念のリタイア
2026年F1第5戦カナダGPの決勝レースが、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた。メルセデスのキミ・アントネッリが4連続優勝を達成しF1新記録を樹立。ルイス・ハミルトンが2位、マックス・フェルスタッペンが3位でフィニッシュした。一方スプリント勝者のジョージ・ラッセルはエンジントラブルでリタイア、世界王者ランド・ノリスもギアボックストラブルで無念の離脱となった。
序盤—アントネッリが独走、ノリスが早々に戦線離脱
スタートからアントネッリが安定したペースでレースをリード。レース中盤の42周目時点でのトップ10はアントネッリ、フェルスタッペン、ハミルトン、シャルル・ルクレール、アイザック・ハジャー、フランコ・コラピント、リアム・ローソン、ピエール・ガスリー、カルロス・サインツ、オリバー・ベアマンという順。オスカー・ピアストリは11番手に留まっていた。
40周目、ヘアピンでノリスが突然駆動力を失い真っ直ぐ飛び出した。
「何かが壊れた。ギアボックスか何かだ」
昨年のカナダGPではチームメイトのピアストリとの接触でリタイアしていたノリス。今年もカナダGPで同じ結末を迎えた。世界王者の離脱でマクラーレンにとって悪夢のレースとなった。
ラッセルもエンジントラブルで無念のリタイア
スプリントを制し完璧な週末を過ごしていたラッセルにも悲劇が襲った。エンジンが突然停止し、チャンピオンシップ争いを見据えて絶好のポイント獲得機会を逃した。ラッセルはファルネームでトト・ウルフに抱きかかえられ、チームとして悔しさをにじませた。
「エンジンが止まった。何も言えない。週末は誇らしかったが、これは本当に辛い」
終盤—ハミルトンがフェルスタッペンをオーバーテイク、そして返り討ちに
56周目前後、フェルスタッペンはタイヤが温度域に入らず苦しみ始め、ハミルトンが猛烈に追い上げた。ハミルトンは無線でチームに訴えた。
「もっとパワーが必要だ、頼む」
ブレーキング性能でフェラーリが優位に立ち、ハミルトンはついにフェルスタッペンをパス。しかしフェルスタッペンは諦めず食い下がった。
66周目のヘアピンでフェルスタッペンがブレーキを誤り真っ直ぐ飛び出す場面もあったが、ハミルトンはその隙を確実に活かし2位を確保した。
ルクレールはレース中、エンジニアとの無線でのコミュニケーションにフラストレーションをあらわにした。
「最終ラップに本当に重要な情報がある時だけ連絡してくれ。それ以外は話しかけないでほしい」
その他のドラマ—ハジャーにペナルティ、ペレスがリタイア、アロンソもシートトラブル
ハジャーはルクレールへの激しいブロッキングで調査を受け10秒ペナルティを受けた。その後ピットインしてフレッシュタイヤを装着して再出走したが、最終的にポイント圏内の5位に踏み止まった。
ペレスは右フロントサスペンションが破損してリタイア。コラピントはピット出口で壁に接触してフロントウイングのエンドプレートを失いながらも走り続けた。アロンソはシートのトラブルでレースに復帰せずリタイアとなった。
ボッタスもピットレーン速度違反で5秒加算ペナルティを受けた。
2026年F1カナダGP 決勝結果
| 順位 | ドライバー | 結果 |
|---|---|---|
| 1 | キミ・アントネッリ | 優勝 |
| 2 | ルイス・ハミルトン | +10.768秒 |
| 3 | マックス・フェルスタッペン | +11.276秒 |
| 4 | シャルル・ルクレール | +44.151秒 |
| 5 | アイザック・ハジャー | 1周遅れ |
| 6 | フランコ・コラピント | 1周遅れ |
| 7 | リアム・ローソン | 1周遅れ |
| 8 | ピエール・ガスリー | 1周遅れ |
| 9 | カルロス・サインツ | 1周遅れ |
| 10 | オリバー・ベアマン | 1周遅れ |
| 11 | オスカー・ピアストリ | 2周遅れ |
| 12 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 2周遅れ |
| 13 | ガブリエル・ボルトレート | 2周遅れ |
| 14 | エステバン・オコン | 2周遅れ |
| 15 | ランス・ストロール | 4周遅れ |
| 16 | バルテリ・ボッタス | 4周遅れ |
| NC | セルジオ・ペレス | リタイア |
| NC | ランド・ノリス | ストップ |
| NC | ジョージ・ラッセル | ストップ |
| NC | フェルナンド・アロンソ | リタイア |
| NC | アレックス・アルボン | ストップ |
| NC | アービッド・リンドブラッド | リタイア |
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