ボウルズ、3台目のシャシーの持込不可は「受け入れられない」と認める
不安を抱えたウィリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズ。
メルボルンに3台目のシャシーを持参できなかったことは「受け入れ難い失敗」と認めた。
チームメイトであるローガン・サージェントのFW46を、残りのオーストラリアGPの週末ではアレックス・アルボンが使用することを明らかにした。
土曜の午前にウィリアムズのホスピタリティーエリアで開催された特別記者会見で、ボウルズはチームの難しい立場を強調した。
アルボンはFP1でFW46をクラッシュさせ、チームがダメージを確認し修復するためにFP2には出走しなかった。
後にアルボンのマシンを修復することは困難なことが確定した。
オーストラリアには3台目のシャシーが用意されておらず、2023年にウィリアムズのポイントの28ポイント中27ポイントを獲得したアルボンに、週末の残りをサージェントのマシンで出場させるという難しい決断を下した。
サージェントはこのことを「自分のキャリアの中で一番辛い瞬間だった。」と語った。
「ローガンに自分の犯していない過ちで負担させるべきではないのは承知の上だが、中団争いが非常に接戦なため、我々にとっては全てのレースが極めて重要だ。
今週末にポイントを獲得する可能性が最も高いと考えられる決断を下した。」とボウルズは語った。
「この決定は簡単に下したものではなく、ローガンのチームへの協力を本当に感謝したい。
彼はチームに対する献身を示した。彼は真のチームプレイヤーだ。」
ボウルズは最近、ウィリアムズがパーツを管理するために過去にマイクロソフト エクセルスプレッドシートを使用していたことに対する衝撃を表明。
同チームがオーストラリアGPのスペアシャシーを確保できなかったのは「受け入れられない」ことだと述べ、今後「重大な変更」が実施されることを誓った。
「現代のF1でスペアシャシーがないということは、受け入れられることではない。」とボウルズは述べた。
「しかし、これはチームが冬の期間にいかに後れをとっていたかを反映しているし、将来のために自分たちをより良い立場に置くために、重大な変更を行う必要がある理由を示している。その結果、午後には非常に難しい決断をいくつも下す必要があった。」
「ウィリアムズにとって今週末は大変な週末となる。」
ボウルズは、チーム精神を維持した両方のドライバーを称賛し、アルボンがサージェントの犠牲を理解していたことも強調した。
ウィリアムズは、2024シーズンの最初の2戦を終えて、ポイント獲得ができていない4つのチーム(RB、アルピーヌ、キックザウバー)の内の一つだ。
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