ハース、カナダGPでアップグレード投入へ―スプリント週末の“60分勝負”に挑む
2週間のインターバルを経てF1が再開される。今季のカナダGPは例年より早い時期に開催され、天候面での不確定要素にも注目が集まっている。ハースをはじめ複数のチームがアップグレード投入を予定する一方、スプリント週末特有の限られた走行時間が各陣営にとって大きな課題となりそうだ。
例年より早い開催
ハースのチーム代表を務める小松礼雄氏が、カナダGPへの期待を語った。
「カナダGPは毎年楽しみにしている。モントリオールは素晴らしい街であり、長い歴史を持つ特別なサーキットだ」
同時に、今年特有の懸念にも触れている。
「今年は例年より開催時期が少し早いため、天候が重要な要素になるだろう」
カナダGPはこれまで、モナコGP後の6月中旬に開催されてきた。それでも、低温や雨に見舞われるケースは少なくなかった。今年はマイアミ、モントリオール、モナコという新たな日程配置によりノートルダム島での開催が大幅に前倒しされたため、より厳しい気象条件も予想されている。F1側は、この変更によって輸送効率の改善と持続可能性の向上を目指している。
60分間ですべてをこなす

ハースは今回のカナダGPで、アップグレードパッケージを投入する予定だ。しかし、スプリント週末ならではの制約が大きな課題となる。
小松氏は次のように説明した。
「アップグレードパッケージを投入するので、この週末を楽しみにしている。ただ、スプリント週末では評価・理解・最適化に使える時間が最初のフリー走行の60分しかない。大変な作業になるが、マイアミでも多くのチームが同じ状況だったし、私たちも挑戦する準備はできている」
スプリント週末は、金曜日に60分間のフリー走行とスプリント予選、土曜日にスプリントと本戦予選、日曜日に決勝を行うフォーマットとなっている。なお、マイアミでは規則変更の影響により、例外的に90分間のフリー走行が認められていた。
シーズン中盤に差しかかり、多くのチームが新パーツ投入を予定している中、限られた走行時間でどこまでセットアップを煮詰められるかが重要になりそうだ。
トップ10争いへ
小松氏は今回のアップグレードに一定の期待を寄せている。
「このパッケージによって、トップ10争いに加われることを期待している。マシンから最大限のパフォーマンスを引き出し、すでに接戦となっている今シーズンでさらに前進することが目標だ」
ハースはマイアミGP前までコンストラクターズランキング4位につけていたが、現在は6位へ後退。カナダGPは、巻き返しに向けた重要な週末となる。
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