ラッセル、スタートルール変更を阻んだチームに苦言「利己的な考え方」
ジョージ・ラッセルは、スタート時のエネルギー回収ルールの変更を求めている。しかし、あるチームがそれに反対していると強調し、不満を示した。
メルボルンで行われた開幕戦をポールポジションからスタートしたラッセルは、58周のレースを走り切りトップでチェッカーフラッグを受けた。ただし、その首位は一度取り戻す必要があった。スタート直後の1コーナーで、好スタートを決めたシャルル・ルクレールの後ろに回ってしまったからだ。
ラッセルは、自身の1周目のペースがあるルールによって制限されていたと説明。そのルールとは、ドライバーとチームが1周の中で回収できるエネルギー量に上限を設けるものだ。そして、自分のスタート位置が計測ラインの後方にあったため、最初の周回では回収できるエネルギー量が限られていたという。
「多くのチームにとってこれは予想外だったし、かなり奇妙なルールだ。各ラップには回収できるエネルギーに上限がある。スターティンググリッドの前方にいたドライバーは計測ラインの後ろにいたから、その時点ですでにラップの中に入っていたんだ。だから、フォーメーションラップでエネルギーを使って回収すると、それがカウントされてしまう。後方からスタートしたドライバーたちは、まだ上限を使っていなかったから有利だった」
なお、練習スタートではこの問題は起きなかった。全員が計測ラインの前からスタートしていたためだ。
「決勝のスタートでは、僕はアクセルを踏んでバッテリーを充電した。その時点で、許されているエネルギー回収量の半分ほどを使ってしまった。半周を過ぎた頃には、もうバッテリーを充電できなくなっていた」
この問題を受け、FIA(国際自動車連盟)はルール変更を検討した。しかし、あるチームが反対したため実現しなかったという。ラッセルはチーム名を明かさなかったが、メルボルンで最もいいスタートを切ったのはルクレールだった。そして、ラッセルは皮肉を交えてこう語った。
「想像できると思うけど、いいスタートを決めたチームのいくつかは何も変えたくなかったんだ。正直、ちょっとばかげていると思う」
ラッセルによると、ルール変更に必要な数の支持をFIAは得られなかったという。
「どのチームが反対したかは想像できるだろうし、それが彼らに本当に利益をもたらしたとは思わない。チームは今この問題を理解しているし、僕たちは対処するだろう。でも、これは不必要に複雑だ。FIAは僕たちの仕事を少し楽にしようとしただけなのに、いつものように利己的な考え方をする人たちがいて、自分たちにとって一番都合のいいことをしようとする。これもF1の一部であり、このスポーツの挑戦の一部だ。それでも、僕たちは対処できるはずだ。中国ではスタートもずっと良くなると確信しているよ」
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