ルクレール、バルセロナでモナコの発言から一転、静かなトーンに
モナコGPで「ブレーキが危険なほど機能しなかった」と声を荒げたフェラーリのシャルル・ルクレール。バルセロナ=カタルーニャGPのパドックで改めてその件を問われたが、一転して慎重な言葉を選んだ。
モナコで激しく批判、バルセロナでは口数が少ない
モナコGPでルクレールは予選Q3の最終アタックで壁にクラッシュして4番グリッドにとどまり、ハミルトンとともにフェラーリが2列目を占める形となった。決勝ではセーフティカー明けのリスタート後にアントニー・ノゲスコーナーで壁に突き刺さりリタイア。レース後はブレーキ不具合を強く訴え、「危険な状況だった」と言い切った。これを受けてブレーキメーカーのブレンボが異例の公式声明を発表、業界に波紋を呼んでいた。
バルセロナでその件を問われたルクレールは語気を抑えてこう答えた。「意見は変えていない。でも、これ以上多くを語るつもりはない。僕が問題についてこれほど早く口にすることはめったにない。でも今回は事実を確認した上で発言した。だから付け加えることは多くない」
モナコの発言がチーム内でどれほどの波紋を呼んだかは想像するしかないが、バルセロナでの慎重な態度からは、水面下での動きが透けて見える。
「革命は期待していない、でも改善はある」
バルセロナでのブレーキ設定変更については、こう述べた。「おそらく構成をいくらか変えることになる。どれだけ変えるかはテストしてみないとわからない。革命は期待していない。ただ、いくつかの場面では改善されると思う。明日走ってみてわかることだ」
ハミルトンへの言及「このクルマが自然に合っている」

チームメイトのルイス・ハミルトンが直近2戦で2位表彰台を連続獲得していることについて、ルクレールは率直に認めた。
「彼は最初から完全にフォーカスできていた。とても、とても強かった。この世代のクルマが前の世代より彼に合っているんだと思う。前の世代はやや扱いにくかった。小さな違いが最終的に大きな差を生む。エンジンも全く別物だが、それは全員同じ。シャシーにおいて、彼には今とても自然に感じられているのだと思う」
スズカで断った設定変更、今度は受け入れへ
ハミルトンがすでに明かしていた設定変更の経緯についても、ルクレールは事実を認めた。スズカ(第3戦日本GP)でハミルトンが自分の解決策に切り替えた際、ルクレールはその変更を断っていた。
「ルイスが言った通りだ。チームとして下した決断だった。そして直近の2レースウィークエンドは当初想定していたより難しかった。これからはルイスと同じ方向に進む」
ルクレールはカナダGPに続いてモナコでもブレーキの挙動に一貫性がなく「コーナーごとに感覚が違い、どこで踏み始めればいいかわからない状態だった」と語っており、今回の設定変更は問題解決に向けた重要な一手となる。
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