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【オーストリアGP 決勝】ハミルトン、26秒差の5位に落胆―ストレートスピード不足に危機感も

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lewis hamilton ferrari austria gp 2026 【オーストリアGP 決勝】ハミルトン、26秒差の5位に落胆

バルセロナでのフェラーリ移籍後初勝利から一転、オーストリアGPはルイス・ハミルトンにとって厳しい週末となった。

予選3番手につけたハミルトンは、2番手のシャルル・ルクレールとともに、ポールシッターのジョージ・ラッセルに挑む構図を描いていた。しかし、決勝レースはフェラーリの思惑通りには進まなかった。

古巣メルセデスに食らいつくことはできず、チェッカー時にはラッセルから26秒以上の差をつけられて5位でフィニッシュ。レース後、ハミルトンは疲労の色をにじませながら、現在のフェラーリが抱える課題を率直に語った。

リヤタイヤのデグラデーションに苦しむ

ハミルトンは、苦戦したスタートからの一時的な巻き返し、そしてマシンバランスが崩れていったレースの流れを次のように振り返った。

「正直に言って、今日のスタートは良くなかった。蹴り出しが鈍く、うまく加速させることができなかった。

でも、その後のリカバリーは悪くなかった。すぐに攻撃に転じてシャルルをオーバーテイクできたし、最初のうちはジョージのペースにしっかりついていくことができたから、『今日のレースはそれほど悪くない』と思っていたんだ。

だけど、それも長くは続かなかった。どういうわけか、ある瞬間からリヤタイヤが急激にタレ始めてしまったんだ。そこからはマシンのバランスを維持するのがとても難しかった。今日はどのコンパウンドのタイヤを履いても、まともに機能してくれる領域が見つからなかった。本当にタフなレースだったよ。路面温度も非常に高かったからね」

ストレート性能の課題を改めて指摘

ハミルトンが危機感を募らせているのは、タイヤのデグラデーションだけではない。ライバル勢とのストレートスピードの差にも大きな課題を感じている。

「金曜日の時点で、僕たちは直線区間だけでライバルたちに対して約0.6秒ものタイムを失っていた。今日の決勝でそのギャップがどうだったのか、これから詳細なデータを確認しなければならない。でも、僕たちのストレートスピード不足が深刻だったことは間違いない。

単純に、ライバルたちのマシンが持つグリップレベルに、僕たちは全く太刀打ちできなかったんだ」

一方で、チームの働きには感謝の言葉を送った。

「それでも、この厳しい状況の中で5位分のポイントを持ち帰れたことには意味がある。チームの戦略は素晴らしかったし、メカニックたちのピットストップも完璧だった。ガレージのクルーたちがどれほどハードに働いてくれたかを知っているからこそ、彼らを本当に誇りに思うよ」

パワーアップグレード投入には時間が必要

次戦は、ハミルトンにとって母国レースとなるイギリスGPだ。しかし、7度の世界王者はフェラーリの戦力向上について楽観視はしていない。

「僕たちが本来あるべき位置に戻るためには、次のパワーアップグレードを何としても成功させなければならない。ファクトリーも全力で取り組んでいる。

でも、みんなには忍耐が必要だと忠告しておかなければならない。そのアップデートが実際に投入されるまでには、まだかなりの時間がかかる見込みなんだ。次戦のシルバーストンでは、今回よりもマシンがうまく機能してくれることを願っているよ」

前戦で勝利を飾ったハミルトンだったが、オーストリアGPではフェラーリの課題が改めて浮き彫りとなった。バスール代表が認めた「メルセデスへの過度な意識」と、ハミルトンが指摘したストレートスピード不足は、ライバルとの差が依然として大きいことを物語っている。

次戦の舞台となるシルバーストン・サーキットは、高速レイアウトゆえにエネルギーマネジメントが勝敗を左右する。フェルスタッペンも「1周すらバッテリーが持たない」と表現するほど厳しいレースが予想される中、ストレート性能に課題を抱えるフェラーリがどのような改善を見せるのか。ハミルトンの母国レースは、その真価が問われる一戦となりそうだ。

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