フェルスタッペン、アロンソを称賛「今もなお高いレベルで戦っている」
フェルナンド・アロンソは今年、F1初タイトル獲得から20周年を迎えた。長年にわたるキャリアとその実績に対し、多くの賛辞が寄せられる中、マックス・フェルスタッペンもまた、彼に敬意を示している。
アロンソが最後に優勝を飾ってからはすでに10年以上が経過した。さらに時を遡れば、初のワールドチャンピオンに輝いたのは今から20年前の2005年9月25日で、その翌年にもタイトルを防衛している。その後も2007年にランキング3位、2010年、2012年、2013年にはいずれもランキング2位と、幾度となくタイトル争いに加わったが、3度目の戴冠には届かなかった。

長く続く未勝利、そしてタイトルから遠ざかっている現状について、フェルスタッペンは冷静な見方を示す。
「彼がしばらくF1で勝っていないというのは、起こり得ることだと思う。F1には、勝てたはず、あるいは勝つべきだったのに一度も優勝できなかったドライバーもたくさんいる。それがこのスポーツの現実だ。常にチャンスが巡ってくるわけではない」
さらにフェルスタッペンは、アロンソの現在のパフォーマンスが衰えを意味するものではないと強調する。
「もちろん、彼にはワールドチャンピオンになった素晴らしい時代があって、そのときに本当の才能を示してきた。でも、それは今の彼が遅くなったとか、スピードを失ったという意味ではない。ただ、クルマが勝利を可能にしていないだけだ。それでも彼が今もここにいるのは素晴らしいことだし、彼のやっていることには大きなリスペクトを持っている」
28歳の現役チャンピオンはそう締めくくり、F1界を代表するベテランへの敬意を改めて表した。
【関連記事】
