メルセデス、オーストラリアGPに向けW15マシンの問題解決に全力を注ぐ
メルセデスは、3月22日から24日までオーストラリアで開催される2024年シーズンの第3戦に向けて、W15の問題点を理解しようと懸命に取り組んでいる。
今シーズン2戦を終えた時点で、メルセデスはまだライバル勢と比べて苦戦しているように見える。W15は不安定なリアエンドに悩まされており、2人のドライバーに十分な自信を与えていない。
前回サウジアラビアの高速サーキット、ジェッダで行われたレースでは、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは、ジェッダのコースでは壁が非常に近く、車の挙動が乱暴であるために、マシンのポテンシャルを十分に引き出せなかったことを認めた。
ジョージ・ラッセ ルが6位、ルイス・ハミルトンが9位でフィニッシュしたサウジアラビアGPの後、チームはメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われるオーストラリアGPの前に解決策を見つけるために、データ分析作業に着手した。このサーキットも同様にハイスピードだ。
「ジェッダから得られるデータは確かにあるが、メルボルンでのフリー走行でどのようにマシンを走らせるかについて全体像をつかむために、バーレーンのレースデータとプレシーズンテストのバーレーンデータも調べている。 」と、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは説明した。
「しかし、それはジェッダで見たものだけに基づいているわけではない。ファクトリーでは、空力と車両ダイナミクスの両方の観点から多くの作業が行われている。」
「パフォーマンスに役立つ方向性を示してくれることを期待して、いくつかの実験を行っている。」
「予選ではバウンシングも少しあったが、レースでは燃料を多く搭載して少し遅く走行するため、それほど問題ではなかった。」
「一番の問題は、(ジェッダで)十分なグリップが得られなかったことだ。メルボルンにはいくつかの同様のタイプのコーナー があるから、今週、我々が懸命に取り組んでいることの1つだ。」
「なぜ私たちが他のライバルほどグリップがないように見えるのかを理解するために、多くの作業が行われている。」
メルセデスは、オーストラリアGPに先立ち、コンストラクターズチャンピオンシップで現在4位につけ、3位のマクラーレンとは2ポイント差だ。
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