【マイアミGP】サインツ、今季初ダブル入賞も慎重姿勢「本格的な巻き返しにはまだ数か月かかる」
マイアミGPで、ウィリアムズが今シーズン初めて両マシンをポイント圏内に送り込んだ。着実な前進を示した一方、カルロス・サインツは、本格的に競争力を取り戻すまでにはまだ時間がかかると警鐘を鳴らしている。
ウィリアムズにとって、忍耐が求められるシーズンになることは開幕前から予想されていた。オーストラリアGPではノーポイント、中国GPではサインツが9位に入り2ポイントを獲得したものの、日本GPでは再びノーポイント。4月のインターバル期間中、チームはマシンの改善に注力し、その成果がマイアミで形となった。両マシンがトップ10入りを果たし、コンストラクターズ選手権ではアウディをわずかに上回って8位へ浮上した。
サインツは、投入されたアップグレードを前向きに評価した。
「マシンにはまだ軽量化すべき部分が多く残っている。それでも、追加の改善を持ち込めたことはポジティブだ。チームはここ数週間、このアップグレードを実現するために懸命に取り組んできた。物事を正しく進めれば、状況を改善できるということを示している」

しかし同時に、現状とのギャップについても率直に語った。
「今週末、僕たちは6番目に速いチームだったが、アルピーヌのフランコ・コラピントは20秒以上前でフィニッシュしていた。セーフティカーがなければ、その差は25〜30秒になっていただろう。アルピーヌとの差はまだ大きく、トップとの差は言葉で表すことさえできない。だからこそ、これを出発点として改善を続けていかなければならない」
そして、今回の結果だけで満足するつもりはないと強調する。
「この結果はチームに安心感を与えてくれるが、まだまだ上を目指したい。とはいえ、自力で両マシンをポイント圏内に入れられたことは確かな前進だ。シーズン終盤には、目指している位置に到達できることを願っている。本格的な巻き返しには数か月かかるだろう。シーズン最後の3分の1に入って初めて、本当に流れを変えられると思う」
ただ、アップグレード自体には一定の手応えを得ているようだ。
「少なくとも今回のアップグレードは機能した。マシンは少し軽くなったが、この部分にはまだ改善の余地があることはわかっている。今後数レースでも継続的に新しいアップデートを投入していく予定だ。ポジティブな要素を持ち帰りつつ、弱点の克服に集中していく」
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