ヒュルケンベルグ、メキシコGPで200戦達成!
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは今週末のメキシコGPでF1通算200戦目という大きな節目を迎えることになる。
2010年にウィリアムズからデビューしたハースのニコ・ヒュルケンベルグは、波乱に満ちたF1キャリアを経て自己新記録を達成する。ヒュルケンベルグはフォース・インディア、ザウバー、ルノーなどのチームを渡り歩き、2020年にはシートを得ることができなかった。
コロナウィルスの陽性反応が出たドライバーのためにレーシングポイント/アストンマーティンで何度か代役を務めた3年間を経て、ヒュルケンベルグは2023年にハースでF1へのフルタイム復帰を果たした。
200回目のグランプリに参加した感想を尋ねられたヒュルケンベルグは次のように答えた。
「うん、良かったし、楽しかった。もちろん、200レースというのは素晴らしい成果だ。去年の今ごろは、そんなことが起こるとは思ってもいなかったけれど、F1では物事が変わるのが早いからね。自分の好きなこと、情熱を傾けられることをするのは幸せなことなんだ。」
この偉業を記念して、ヒュルケンベルグはエルマノス・ロドリゲス・サーキットで特別にデザインされたヘルメットをかぶってレースをする予定だが、この機会をあまりお祭り騒ぎにするのはためらわれるようだ。
「今は祝う時ではなく、働く時なんだ。僕たちにはまだコンストラクターズチャンピオンシップで争っているし、どのライバルも待ってはくれない。」
ヒュルケンベルグは、過去199戦のうちどれが自分のベストレースだったかについて、答えるのは “難しい “質問だコメントした。しかし、ヒュルケンベルグは前回のアメリカGPをポジティブな思い出として挙げた。
「先週の日曜日はすごくいい走りができたと思うけど、P12/13みたいなものだったから、あまり見せ場がなかったよ!」
ヒュルケンベルグは、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが失格となり、最終的に11位でフィニッシュしたこのレースについてそう語った。
「楽しいことも、いいことも、悪いことも、あまり思い出したくないこともたくさんあった。クールな環境だし、またその一員になれて楽しいし、特に今年カムバックしてからは、本当に楽しんでいる。今でも十分楽しいけど、もっと楽しめるし、続けることができてうれしいよ。」
これまでのヒュルケンベルグのキャリアにおいて、F1での表彰台と優勝にはいずれも届いていない。その理由については、ヒュルケンベルグは次のように語った。
「トップカーでなくても表彰台を狙えるチャンスが何度かあったんだけど、いろいろなことが重なってそれができなくなってしまったんだ。そういうものなんだ。」
今のところ、ヒュルケンベルグは週末のメキシコGPに集中しており、ハースが前回のオースティンでもたらしたアップグレードから学び続けられることを願っている。
「より良いパフォーマンスを発揮できることを願っている。」
「マシンの冷却、ブレーキ、空気の薄さなど、いつものメキシコの課題もある。」
「毎年、常にチャレンジングだけど、僕らのパッケージを最大限に活かして、可能な限り最高のマシンをコースに投入することが重要なんだ。」
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