オーストラリアGPでのダブル入賞に新チーム代表の小松が感じたこと
小松礼雄は、オーストラリアGPでのハースのポイント獲得を喜ぶ。
一方で、ケビン・マグヌッセンの戦略が「正しくなかった」ことを認め、今後のチームにはまだ改善の余地があると考えている。
マグヌッセンはアルバート・パークでチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグの後を追い、ハースは9位と10位でフィニッシュ。
2022年のオーストリア以来の2台同時入賞を果たした。
これは前戦のサウジアラビアでのヒュルケンベルグのトップ10フィニッシュに続く結果だ。
ハースでは、ギュンター・シュタイナーが長年勤めたチーム代表を小松に引き継ぎ、テクニカルチーフのシモーネ・レスタが退任するなど、冬の間に大きな変革があった。この結果はチームにとって喜ばしい復活を意味するものとなった。
「素晴らしい結果だ」と小松はSky Sports F1に語った。
「2レース連続でのポイント獲得だ。予選では苦戦していたが、我々は良いレースペースを持っていることを知っていた。」
「正直なところ、チーム全体の努力、本当にタイトな2回のピットストップ、我々のドライバーを他のチームより先に出すためにチームは素晴らしい仕事をしてくれた。チーム一丸となった素晴らしい努力であり、これ以上の喜びはない。」
しかし、ここで小松は、わずか7周で早めにマグヌッセンをピットインさせる決定が、不必要にレースを危うくしたと述べ、もう少し良くできた要素があったことを指摘した。
「正直に言うと、我々のレースオペレーションは完璧ではなかった。もっと良くできたはずだ」と小松は付け加えた。
マグヌッセンは、ジェッダと同様に異なる戦略を取っていたヒュルケンベルグ(後にバーチャルセーフティカー下でピット)のために道を譲るよう求められた。
「ケビンの(早めの)最初のピットストップ、あの戦略は正しくなかった。それは我々が調べなければいけないところだ。バーレーンでも同じように、あのようなミスを繰り返すわけにはいかない。」
「でも正直なところ、チーム全体としては本当に嬉しい。みんないつも一生懸命働いて、何も見落とさないようにしている。とても嬉しいよ。」
ハースは、2レース連続でポイント獲得をしており、現在コンストラクターズランキングでは4ポイントで7位につけている。6位のRBとは僅か2ポイント差だ。
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