ローソン、活躍も2027年シート未定の現状に苦悩を告白「これ以上何をすればいいのか」
レーシング・ブルズでの来季以降の未来がいまだ不透明なリアム・ローソンが、自身の置かれた厳しい状況について「正直、これ以上何を期待されているのか分からない」と胸中を明かした。ローソンは、プレッシャーの中で毎週末「最高の走りを見せること」に集中し続けている。
チーム代表のアラン・パーメイン氏は以前、2027年の2つのレギュラードライバー枠を巡り、ローソン、現チームメイトのアービッド・リンドブラッド、そしてレッドブル・ジュニアのニコラ・ツォロフの3名が候補に挙がっていることを明かしていた。
ツォロフは前戦メキシコシティGPで自身初のFP1に出走し、リンドブラッドから僅か0.126秒差の12番手タイムを記録して強い印象を残したが、ローソン自身も今季見せている一貫した高パフォーマンスこそがシート残留への強力な主張になると信じている。
中堅勢トップの成績を残すも進展しない契約交渉
今週末のサンパウロGPを前に行われた記者会見で、直近の成績(バーレーン、シンガポール、メキシコでの7位入賞など)がシート確定に結びつくと思うかと問われたローソンは、困惑を隠せない様子で語った。
「正直分からない。僕としては毎週末、全力を尽くそうと努力し続けているだけだ。
僕たちは本当に素晴らしいシーズンを過ごしているし、非常に良い立ち位置にいる。直接のライバルであるアルピーヌと戦い、毎週末のようにその差を広げているんだ。残り数戦、彼らよりも上の順位をキープしようと努めている。
これ以上何をすればいいのか僕には分からないけれど、それが今の現実なんだと思う」
F1グリッドの大部分のチームが既に2027年のドライバーラインナップを発表済みであるため、仮にレーシング・ブルズのシートを失った場合、ローソンがF1にとどまるための選択肢はリザーブドライバーへの就任など極めて限定的なものとなる。
バックアッププランの有無について問われると、ローソンは「厳しい状況だ」と認めた。
「シーズン終盤まで決定が引き延ばされると、実質的に他の選択肢はほとんど残されていない。決して楽な状況ではないよ。もちろんF1でレースをし続けたいし、毎週末最高の走りを証明しようとしている。今年が良いシーズンになっているという手応えはある」
ミナルディ時代を含む「チーム史上最高位」への貢献
ローソンは今季すでに83ポイントを獲得しており、ドライバーズランキングではトップ5チームのドライバー以外で最上位となる9位に位置している。最も近いライバルであるアルピーヌのピエール・ガスリーに対して42ポイントの大差をつけており、その安定した入賞実績はレーシング・ブルズのコンストラクターズ選手権5位維持に大きく貢献している。
選手権5位という結果は、前身であるトロ・ロッソやアルファタウリ、さらに起源であるミナルディ時代まで遡ってもチーム史上過去最高の成績となる。
ピットロードスタートから怒涛の追い上げで見事7位入賞を果たした前戦メキシコシティGPを含め、ローソン自身も今シーズンの走りがこれまでのF1キャリアの中で「最も強い」と感じている。
「今年はシートの不透明さについてそれほど深く考えないようにしてきたが、レース自体はこれまで以上に力強い内容になっている。メキシコでは金曜日のトラブルで週末全体が厳しくなったが、パフォーマンス自体は年間を通じて発揮してきた水準を保てていた。
ペナルティでピットロードスタートを余儀なくされたものの、スピードは週末を通じて非常に良く、レースペースも高かったから順位を上げて戻って来られた。
インテルラゴスでも速さを見せられない理由はないはずだ。好きなコースだし、マシンもフィットすると思う。今週末の最大の変数は天候になるだろうね」
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