ローラン・メキース 2024年の角田裕毅に「次なるステップ」を期待

RBのチーム代表を務めるローラン・メキースは、角田裕毅が2024年に「次なるステップ」 を踏み、ドライバーとしての総合的な成長を証明する必要があると述べた。また、チームメイトのダニエル・リカルドがその”参考”になると考えているようだ。
角田は2021年にアルファタウリでデビューして以来、4年目のF1シーズンを迎えている。そして毎シーズン、角田は進歩の兆しを見せている。2023年のチームメイトであった、ニック・デ・フリースがチームを離脱し、チームメイトが変わった目まぐるしい変化の中、チームで安定した存在感を示していた。
F1の『Beyound the Grid』のポッドキャストで、メキースは、経験豊富なリカルドと一緒にレースをしている角田は、今シーズン彼自身の能力をさらに向上させることができるという期待を表明した。
「裕毅を評価し、裕毅を更に育成しようとしている中で、彼がダニエルと一緒にチームにいるのは素晴らしいことだ」とメキースは説明した。
「ダニエルは素晴らしい参考ポイントになる。したがって、我々にとっては、ダニエルの経験とスピード、裕毅の生粋のスピードと若さをチームとして擁していることは最高のことだ。」
「裕毅に求めているのは、その次の一歩を踏み出すことだ。トップドライバーはステップを踏む。彼らはここに来て、タイヤについてさらに理解を深めることで、より速く走ることが出来る。」
「彼らがマシンの中で持っている基本的な感覚、彼らがマシンの中で感じるものをエンジニアとの情報交換でどのように結びつけるか、チームと築くことができる関係の深さはどれほどか。それに対する余裕があれば、車の理解は深まる。」
「ドライビング中にそれを利用する能力があれば、より速く走ることが出来る。裕毅はこの能力を年々高めている。彼は毎年F1の世界を驚かせてきた。」
リカルドに関しては、キャリアの難しい時期を経てRBにやってきた。しかしメキースは、この難しい時期の経験がリカルドの現在の考え方において有益だったのではないかと感じているという。
「ダニエルを見ていると、彼と一緒に走った最初の数日間で、レースに勝つ男の姿が既にそこに見えてしまう。だから、今いるダニエルは私たちが見た中で最高のダニエルだと思う」とメキースは述べた。
「もちろん、彼は過去数年間厳しい時期を過ごしたが、皮肉なことに、それがおそらく彼を最高のマインドセット、最高の精神、最高のエネルギーの中に置いているのだろう。」
「彼は並外れた技術的感性を備えている。彼はプロジェクトに参加し、私たちと一緒にRBで過ごし、それを誇りに思い、私たちをプッシュしてくれている。このようなプロジェクトの立ち上げに、ダニエルのような男がいてマシンをドライしているというのは、大きな変化をもたらすものだと思う。」
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