バルテリ・ボッタスと周冠宇、ピットストップの課題修正をチームに求める
今シーズン初頭からキック・ザウバーは、コース上のピットストップ中に同じ問題に直面している。
毎回のホイールナットの緩みにより、ドライバーが貴重な時間を失っているのだ。
最新のトラブルは、オーストラリアGPで発生。
バルテリ・ボッタスはピットレーンで30秒以上足止めされてしまい、その後外れたホイールナットが活動中のピットレーンに転がり込んでしまった。
そのため、チームは5000ユーロの罰金を課された。
先週日曜日、メルボルンで開催されたレースにて14位でフィニッシュした後、バルテリ・ボッタスは次のように述べた。
「これは私たちが取り組み続ける必要がある、本当の課題だ。」
「良いことではないし、改善の必要があることはわかっている。イライラする。なぜなら私はチームには良いペースがあったと思うし、良いスタートを切ったゆえに、パフォーマンスでも相応のポイントを獲得するべきだったからだ。 だから、大変なんだ。」
「僕がいたポジションやリタイアした車がいたことを考えれば、僕たちは明らかにポイントを獲得できたはずだ。30秒間のピットストップは容認できないが、現在改善に取り組んでいる。」
チームメイトの周冠宇は、C44のギヤボックスの問題が影響した難しいレースの末、メルボルンで15位でフィニッシュした。
このトラブルはピットストップの問題とは無関係ではあるものの、周はボッタスの意見に同意。これは現在チームにとっての最優先事項だと考えている。
「レースに大きな影響はなかったが、明らかにいくつかの問題があった。実際、何が起きているのかをさらに調査する必要がある。」と周は述べた。
「これ以上詳しいことは言えないが、とにかく調査する必要がある。これは今後、残りのレースの最優先課題となることは間違いないだろう。僕たちにとって非常に重要なことだからだ。」
オーストラリアGPの後、キック・ザウバーのチーム代表アレッサンドロ・アルニ・ブラビはバルテリ・ボッタスと周冠宇に謝罪。
次戦、日本GPまでにこの問題の解決をチーム最優先課題にすることを誓った。
なおチームは、今シーズンのコンストラクターズチャンピオンシップでまだポイントを獲得していない。
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