ボッタスと周、キック・ザウバーに”致命的な問題”の修復を望む

サウジアラビアGP決勝でキック・ザウバーはまたしてもピットストップに手間取り、2戦連続でピットストップに失敗してしまった。

ジェッダでレースが展開され、セーフティカーが導入される中、周 冠宇はコースにとどまっていた4人のドライバーの内の1人だった。43周目にピットインすると、不運なことにまたしてもホイールナットに問題があり、長時間のピットストップを強いられた周はチームメイトのバルテリ・ボッタスの後方に後退した。

前回のバーレーンGPではボッタスが同じようなトラブルに見舞われており、周は再びこのような事態に見舞われたことはチームにとって残念なことだと認めた。

「レースはすべてがうまくいっていた。序盤はエンジン(の温度)管理が大変だった。その後、ミディアムで非常に速いペースで走れた。」

「だけどピットストップの後、残念ながら終わってしまった。もちろん悔しいけど、チームとしてすでに2回も起こってしまった。改善しなければならないのは明らかだ。」

金曜日のFP3でのクラッシュを除けば、周とチームにとってサウジアラビアでの週末はポジティブなものだった。

「今週末はもちろんFP3でのミスが災いしたと思う。でも、僕としてはここ数年に比べてレース技術、すべてが大幅に向上しているのは確かだ。」

「それでも、ピットストップで多くを失ってしまうと、再び追いつくのはとても難しい。」

また、ボッタスにとっても難しい1日だった。ソフトコンパウンドでレースをスタートさせたボッタスだったが、ハードコンパウンドに履き替えた後の作戦がうまく機能せず、レース後半に再びピットインしてソフトコンパウンドに履き替えた。

これでマシンのパフォーマンスは向上したものの、ボッタスはタイムを失いすぎ、チームメイトをわずかに上回る17番手でグランプリを終えた。

「厳しいレースだった。特にハードコンパウンドでは、いいペースを維持することができなかった。それが最大の問題だった。最終的にはソフトにしようとして、そのほうが良かったんだけど、2ストップすることになってしまった。」

「毎回同じ問題があるのは確かだ」とボッタス。「もちろん、1週間しかなかったし、あまり多くのことを変えることはできなかった。でも次のレースまで少なくとも2週間はある。でも、そうだね、重要な問題だし、チームもそれに取り組んでいるよ。」

F1シーズンは3月22~24日に開催されるオーストラリアGPに向かう。

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