アルボン、サウジアラビアでポイント獲得ならず悔しい思いを語る

サウジアラビアGP決勝レースは波乱の展開となり、ウィリアムズのアレックス・アルボンは残念ながらポイント獲得には至らなかった。中盤で数台のマシンと激しいバトルを繰り広げ、ハースのケビン・マグヌッセンとの接触にも巻き込まれた。

アルボンは12番グリッドからスタートし、序盤はマグヌッセンやエステバン・オコンとバトルを展開。マグヌッセンはその後、バトル中にアルボンと接触し、10秒のタイムペナルティを科せられた。アルボンはフロントウイングのエンドプレートにダメージを負ってしまった。

レースが進むにつれて、マグヌッセンはチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを支援するため、後方のマシンを後退させる作戦に出た。

悔しさをにじませたアルボンは、最終的に角田裕毅をオーバーテイクして14番手に浮上すると、そのまま11番手まで順位を上げてチェッカーを受けた。 

中盤での戦いについて聞かれたアルボンは、次のように答えた。「中盤というより、後方で戦っていた!ポイントを取れなかったので、悔しい。」

「直線のスピードもなかったし、フロントウイングにもダメージがあった。ちょっと悔しいけど、オーストラリアに向けて集中していくよ。」

アルボンはマグヌッセンとの接触について寛大な態度で「そういうこともあるさ」と語った。

一方チームメイトの、ローガン・サージェントもアルボンと同じように複数のマシンが絡む争いに巻き込まれた。19番手からレースをスタートしたサージェントは順位を上げたが、後半はさらに苦戦を強いられ、14位でゴールした。

「それほど悪くはなかったと思う。最初の35周は良かったし、スタートも良かった。ただ、最後の12~15ラップはポテンシャルを見つけるのに苦労した。」

「ポテンシャルを探り始めていたのに、それに気づくのに時間がかかりすぎた。でも、それが現実なんだ。最後から学ぶべきことはいくつかあったけれど、全体としては悪くないよ。」

次戦オーストラリアGPに向け、ジェッダでの週末から得た主な教訓について、サージェントは両者の類似性を指摘した。

「オーストラリアも似たようなレースだと思う。レースを通してペースは良くなっている。マシンに何が残されているのかを理解し、終盤に向けてそのポテンシャルを最大限に引き出す必要がある」と説明した。

ウィリアムズは、キック・ザウバー、アルピーヌ、RBとともに、2024年まだポイントを獲得していない4チームのうちのひとつだ。

【関連記事】

Similar Posts