ボッタスと周、マイアミでは週末を通して苦戦したと嘆く
キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇は、シーズン初ポイント獲得を目指すマイアミグランプリで厳しい週末を過ごし、嘆くばかりだった。
スプリント形式で行われたマイアミグランプリ。
ボッタスと周は、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでSQ1とQ1を連続して敗退。
周は、グランプリ予選で最も遅いタイムを計測した。
決勝レースでは、2人ともポイント獲得圏内に食い込むことができなかった。
ボッタスはソフトタイヤでスタートするリスクを選択。
周はレース中盤のセーフティカー後にソフトタイヤでフィニッシュするリスクを取った。
16位でスタートしてフィニッシュしたことを振り返り、ボッタスは次のように語った。
「もちろん、スタートポジションが良くなかったから、何か違うことをしてみるのは良かったと思う。正直なところ、その戦略では、セーフティカーのタイミングが最悪だった」
「残念だ…挑戦してみるのは良かったと思うが、結局のところ、今日は思ったほどのペースがなかった。この週末から学ぶべきことがたくさんある」
「これが不運だったことを願っている。過去2戦では良い状態だった。次のレース(イモラ)もまた全く違うコースだから、マシンに新しいパーツを付けて、また様子を見てみよう。でも、競争は厳しいからね。ちょっとした改善が大きな差になることもある」
一方、19位から14位に上がった周も、ボッタスと同様の考えを示し、ウィリアムズのアレックス・アルボンの後ろで立ち往生して前のクルマとの差が開いてしまったことに特にフラストレーションを感じていた。
「セーフティカーは(僕にとって)そんなに悪くなかったが、唯一の問題は、ソフトタイヤを選んだことだ。ソフトタイヤで30周近く走ったから、タイヤが劣化してしまった」と周はコメントした。
「問題は、アレックスに対してトップスピードが足りず、ストレートでは追い抜けなかったことだ。レース全体で本当に妥協を強いられた」
「この週末、両方のクルマが本当に苦戦していたのは明らかだ。金曜日と土曜日にさまざまなセットアップを試してみたが、どちらもうまくいかなかったようだね」
「一方で、多くのライバルたちが過去数レースでアップグレードを持ち込んでいるが、僕たちはまだ数レース前と同じようなものを使っている。イモラではステップアップできると思うけど、どれだけかは疑問が残る」
アルピーヌのエステバン・オコンがマイアミでポイントを獲得したことで、今シーズンまだポイントを獲得していないチームは、キック・ザウバーとウィリアムズの2チームとなった。
【関連記事】
- ボッタス、3グリッド降格ペナルティを科せられる – Shiga Sports
- ボッタス、レースエンジニアの「突然の」変更について説明 – Shiga Sports
- 周「中国でレースしたことを誇りに思う」 – Shiga Sports
- キック・ザウバー、ピットストップの進歩に安堵 – Shiga Sports
- マイアミGP、F1アメリカテレビ史上最大の視聴者数を記録 – Shiga Sports