デビッド・サンチェスがマクラーレンチームを離脱
マクラーレンは、日本グランプリを控えて、チーム内の組織的なアップデートを発表。
車体コンセプト&パフォーマンス担当テクニカルディレクターを務めていたデビッド・サンチェスがチームを離脱をした。
組織再編の一環として、ロブ・マーシャルがチーフデザイナーの役割を担い、ニール・ホールディがエンジニアリング&デザイン担当テクニカルディレクター、ピーター・プロドロモウは引き続きエアロダイナミクス担当テクニカルディレクターの役割を維持する。
コンセプト&パフォーマンス部門は、パフォーマンス部門のテクニカルディレクターが指揮を執ることになる予定だが、サンチェスの後任が決まるまで、チーム代表のアンドレア・ステラが暫定的な役割を担う。
多くの意見の相違を経て、デビッド・サンチェスは年初にマクラーレンへの復帰を決めていたにもかかわらず、僅か3か月ほどでチームを離れた。
「デビッド・サンチェスとチーム管理者との深い議論の結果、デビッドがチームを離れるという相互の決定が下された」とマクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは発表した。
「デビッドのポジションに関連する役割、責任、野心が、彼が2023年2月に当社に参加することに同意したときの当初の期待に合致していないことが明らかになった。」
「この不一致を認識し、デビッドと私は、彼の非凡なスキルをより良く活用できる他の機会を追求できるようにするため、今別れるのが最善であることに同意した。」
「デビッドが比較的短い在籍期間中に行った貢献に深く感謝している。今後の彼の取り組みが上手くいくことを願っている。」
こうしてデビッド・サンチェスはマクラーレンを離れたが、近いうちに他のチームの一員としてグリッドに戻ってくるはずだ。
「このチームの一員になる機会を得たことに感謝している」とサンチェスは述べた。
「我々が想定し同意した役割が、思っていたポジションの現実と一致しなかったとしても、リーダーシップへの尊重、チームの献身、そして私たちがこの決定について議論し到達するにあたってされた話し合いと、正直さへの感謝をもってチームを去る。」
「このチームは、本来あるべき位置であるグリッドの前方に向かう努力を続けている。継続的な成功を祈っている。私としてはF1での次なる挑戦を楽しみにしているよ。」
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