ノリス、マクラーレンがライバルに反撃に出来ると期待

マクラーレンのランド・ノリスは、2024年開幕戦バーレーンGPで”難しい1日”を過ごしたにもかかわらず、6位入賞を果たした。

グリッド7番手からスタートしたノリスは序盤、リアタイヤに苦しんだが、レースが進むにつれてペースが向上。5位のジョージ・ラッセルから2秒弱差でフィニッシュラインを通過した。

ノリスはレース後、コンディションやマシンに苦戦したことを明かしたが、最終的にはチームの期待に応えてくれたことを喜んでいた。

「コース上ではフィーリングはあまり良くなかったけど、よく考えてみればメルセデスと同じペースだった。フェラーリとは少し、レッドブルとはかなり離されたけど、これも予想していたことだ。」

「難しい1日だったと思う。マシンのバランスが悪かった。風のコンディションは、それが弱まり、好ましいと思われるコンディションに変わったと思う。いくつか検討すべき点はあるが、今日は満足だよ。」

「タフなレースで、特に前を走っていたジョージ(ラッセル)に追いつくためにもう少し欲しかったけど、今日はマシンの力を最大限に引き出せたと思うから、その点では満足している。」

バーレーン・インターナショナル・サーキットはここ数年、マクラーレンにとって好条件とは言えず、2023年ではノリスが17位にに終わり、チームメイトのオスカー・ピアストリもリタイアしている。

そのことを考えれば、ノリスは今年、このサーキットでより強い走りを見せたことで、チームが楽観的になれると感じたようだ。

「バーレーンでの僕らのパフォーマンスを統計的に見ると、あまりいいものではなかったから、このような形でレースをスタートできたこと、そして今年をスタートできたことはポジティブなことだと思う。もちろん、僕たちは常にもう少し上を目指している。特にここまで接近しているときはね。」

「昨年末のレースでは、僕たちが良かったときでも、あるポイントではメルセデスが僕たちより速かったし、フェラーリももっと速かったということがたくさんあった。だから、ここは僕らのクルマに合わないトリッキーなコースで、もっといいものが出てくることを期待している。」

一方、ピアストリはスタート時と同じ8番手でレースを終えた。2回目のピットストップを終えたピアストリがピットレーンから顔を出すと、ルイス・ハミルトンとサイドバイサイドになるなどのバトルを楽しんだが、最終的にはハミルトンが7位を勝ち取った。

自分の結果についてどう感じているかと聞かれたピアストリは次のように答えた。 「今年のスタートとしては悪くなかったと思う。レース中、いい場面も悪い場面もあったけれど、正直なところ、予想していた通りの結果だったと思う。」

「みんなと接戦だった。ルイス、ランド、ジョージ、ルクレール(シャルル)だって、コンマ1秒差で追いつき、コンマ1秒差で負けるような感じだった。ただ戦うにはまだ速さが足りなかった。」

「でも、これからの数レースがどんな展開になるのか楽しみだ。」

冬休みを終えてレースに復帰したピアストリは、再びステアリングを握れたことを喜んだ。

「レースに戻れてよかったよ。正直なところ、つい先週レースをしたばかりかのような気分だった!そのくらい自然だったんだ。でも、そうだね、悪くないシーズンのスタートが出来たと思うよ。」

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