【F1スプリント】ドライバーたちがメカニックを心配

F1ドライバーたちは、特にチームスタッフへの「悪影響」を懸念しているため、F1がすでに非常に過密なカレンダーにさらにスプリントレースを追加しないことを望んでいる。

今シーズン、F1は既に予定されている24のグランプリに加えて、カレンダーに6つのスプリントレースを予定している。
今年はこれらのスプリントのフォーマットが変更されたが(こちらを参照)、現役世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンを含む一部のドライバーは、これらのスプリントを全く好んでいない。

シーズン最初のスプリントレースが上海で行われる前、マックス・フェルスタッペンは、F1が5年間訪れていないサーキットでスプリントを行うというアイデアは愚かだと述べていた。

中国での週末の終わりに、上海での新しいスプリントフォーマットについてどう思ったか尋ねられたフェルスタッペンは、新しいフォーマットは少し良くなったと認めた。
だが将来的にスプリントレースを増やすべきではないという考えは変えていない。
「スプリントのフォーマットは(旧フォーマットに比べて)良くなったと思う。少しシンプルになったと言えるね」とフェルスタッペンは語った。

「ただ、やりすぎないようにしてほしい。なぜなら、僕たちは既に年間24レースを行っており、そのうちの6レースにはスプリントイベントも含まれている。テレビや配信にとっては良いのかもしれないが、メカニックにとってはストレスも大きくなる。毎回全てが最高の状態であるようにしないといけないからね」

「だから、今12回(のスプリント)が必要だとは思えない。それは悪影響を及ぼすだろう」とフェルスタッペンは付け加えた。

2024年の新しいスプリントフォーマットについてどう思ったか尋ねられたマクラーレンのランド・ノリスも、この新しいフォーマットは昨年のものより良いと考えているが、メカニックのことを心配しているようだ。
「付け加えることはあまりない。おそらく昨年よりも良いフォーマットになっている。それは確かだ」

「でも正直なところ、僕は以前のオリジナルのレースフォーマット、つまり僕が育った頃に見ていたフォーマットが今でも一番好きだ」とノリスは付け加えた。

「プレッシャーがかかるのは好きだ(スプリントフォーマットで)。だから、予選の直前に1回の練習セッションがあるのは気に入っている。これにより、完璧なマシンを手に入れるチャンスが減るはずだからね。だから、この観点から見ると、うまく機能していると思う」

「でも主なポイントは単にメカニックとエンジニアへの悪影響だ。正直なところ、ドライバーとしての僕たちにとってはそれほど悪くない。だから僕たちが文句を言うべきではないと思っている」

「ここには何百人ものメカニックとエンジニアがいて、彼らはシーズンを通して多くの移動をしなければならず、彼らにとって健康的ではない。持続可能ではないよ。だから、問題は僕たちにあるのではない。だから、僕たちに聞くべきことではなく、チームの他のメンバーのために人々がもっと注意を払うべきことが重要だ」

「僕たちが毎日マシンに乗れるかどうかではなく、それが制限要因だと思う。僕たちにはできることでも、彼らのためにやりすぎないことが優先事項だ」

フェルスタッペンとノリスと一緒にプレスカンファレンスに出席したレッドブルのセルジオ・ペレスも、2人のコメントに同調し、スタッフのケアをすることが最も重要だと考えている。

「ランドとマックスの意見は良い指摘だ」とペレスは語った。

「24レースで、これらのスプリントイベントがメカニックにかけるストレスの量はかなり大きい。スポーツとして、僕たちは本当に自分たちのチームのみんなとメカニックのケアをする必要がある。そうだね、僕たちは間違いなく限界だ。考慮すべき点だと思う」

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