【ラスベガスGP】ステラ代表、ノリス退院を発表し、クラッシュ原因を説明

マクラーレンのランド・ノリスは、ラスベガスでの大クラッシュに関して検査を受けた後、大学医療センターから退院した。

ノリスは15番グリッドからレースをスタートし、金曜の予選セッションではチームメイトのオスカー・ピアストリともにQ1敗退を喫した。レースのオープニングラップで13位まで順位を上げたノリスだったが、4周目のストレートでマシンのリアを失ったことによりスピンし、ターン12に差し掛かったところで壁に衝突した。

その後、ノリスのMCL60はランオフエリアに入り、バリアに突っ込んだ。ノリスは事故後、チーム無線で自分は大丈夫だと報告したが、サーキットのメディカルセンターに搬送され、その後より精密な検査のため大学メディカルセンターに搬送された。

ノリスは退院後、早々にレースをリタイアすることになった出来事について自身の見解を述べた。

Lando Norris with his father Adam Norris
Lando Norris with his father Adam Norris

「ラスベガスGPの週末は残念な終わり方になってしまった」と彼は語った。

「リスタートで底付きしてしまったせいで、リアを失って壁にぶつかった。オスカーのペースが今週末の順位に期待できそうなものだったことを考えると、我々が望んでいたような週末の終わり方ではなかった」

「自分を検査してくれたメディカルスタッフ、そしてこれからマシンに取り組むチームに感謝だ。これから一週間でリセットし、アブダビでのシーズン最終戦に向けて再出発だ。」

インシデントの原因について、チーム代表のアンドレア・ステラは次のように付け加えた。「あの場所には段差があり、すべての車がそこを通過するときに火花を散らしているのが見えただろう。この段差と冷えたタイヤの組み合わせが彼を驚かせたことは考えられる。それ以外に車やその他の問題は見当たらない。」

その状況下でドライバーは何もできなかったのかについては、「あの段差は誰にとっても同じものだ」とした。

「速度、タイヤの状態、段差上の車の位置、前の車の位置に左右されるので、複数の要因がある」と彼は続けた。「ランドは十分なグリップがあると想定していたのかもしれないが、そこは非常にトリッキーな場所だ。すべてのドライバーが、あそこは修正する必要があるとコメントするはずだ。」

マクラーレンにとって難しい週末となったが、オスカー・ピアストリの10番手獲得とファステストラップの記録による追加ポイントのおかげで、チームは2ポイントを獲得した。

アブダビでのシーズン最終戦に向けて、チームは284ポイントでコンストラクターズランキング4位に位置し、5位のアストンマーティンに11ポイントの差を付けている。

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