F1オーナーのリバティメディア、MotoGPの買収を発表へ

フォーミュラ1の米国オーナーであるリバティメディアが、数日以内にMotoGPの親会社を40億ユーロ(43億2000万ドル)以上で買収すると発表する見通しだと、Sky Newsが日曜日に報じた。

同局によると、リバティの最高経営責任者(CEO)グレッグ・マッフェイは月曜日にマドリードを訪問した際、この取引を確認する可能性があるとのことだ。

リバティとMotoGPのスペインに拠点を置く商業権保有者であるドルナスポーツ(英国の投資会社ブリッジポイント・グループが約40%を所有)には、すぐにコメントを求めることができなかった。

フィナンシャル・タイムズ紙は先週、電気通信業界の大富豪ジョン・マローンが会長を務めるリバティがドルナを買収し、4輪と2輪のシリーズを統合するためにブリッジポイントと独占交渉を行っていると報じた。

長年CEOを務めているカルメロ・エスペレタ率いるドルナは、世界スーパーバイク選手権とオールエレクトリックのMotoEも主催している。

この買収は、規制当局の精査を受ける可能性がある。
2017年にフォーミュラ1をリバティに売却したCVCキャピタル・パートナーズは、2006年にF1を買収することを、ドルナ売却を条件に欧州委員会から承認された。

リバティメディア・コーポレーションについて

リバティメディア・コーポレーション(通称リバティメディアまたはリバティ)は、1991年にジョン・C・マローンによって設立されたアメリカのマスメディア企業だ。
同社は、フォーミュラワン、シリウスXM、ライブ・ネーション・エンターテインメントへの出資を反映した3つの部門を持っており、現在のCEOはグレッグ・マッフェイ。

本社をコロラド州エングルウッド(アメリカ合衆国)に置き、2017年初めにフォーミュラワンの買収を正式に完了(2016年9月に発表)。
フォーブス誌によると、グループが権利を取得して以来、買収額は44億ドルで決着したがその価値はほぼ4倍(171億ドル)に跳ね上がっている。

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