ミック・シューマッハ、ハミルトンとラッセルから学んだことを明かす

ミック・シューマッハは、メルセデスのリザーブドライバーとして過ごした1年を経て、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンとチームメイトであるジョージ・ラッセルから学んだ大きな教訓を明かした。

シューマッハは2022年末に2シーズン限りでハースのシートを失ったが、2023年には同胞のニコ・ヒュルケンベルグがハースのシートを獲得したため、メルセデス(とマクラーレン)のリザーブドライバーとしてチャンスを与えられた。

シューマッハは来年、リザーブドライバーを務めると同時に、アルピーヌから世界耐久選手権に参戦する予定だ。

「アブダビで開催されたF1シーズン最終戦でシューマッハは、「今はドライバーとして、自分がチームから何を求められているのかがよくわかる。」と語った。

「2021年にF1初年度を迎えたときは、自分のポジションはどうあるべきか、どこまでコメントするべきなのか、すべてを正確に把握するのは難しかった。ルイスやジョージと1年間一緒に仕事をしたことで、ハードルの高さや自分がどこまでやれるのかがなんとなくわかったし、今後、自分の情報を共有することに何の問題もない。」

また、シューマッハは「ドライビング面に関しては、正直ドライビングをしていないので、それに取り組むのは難しい 。」と付け加えながらも、「でも一般的には、メルセデスから得た情報をすべて取り入れ、観察してきたことで、間違いなく一歩前進できたと感じるよ。」とコメントした。

そして、シューマッハは世界耐久選手権への参戦を前に、元チームメイトのケビン・マグヌッセンから学んだ重要な教訓も明かした。

「F1では多くのドライバーが利己的だ。」

「でも一方で、昨年はケビンと一緒に仕事をして、ケビンはマシンをシェアして、他のドライバーと一緒に仕事をすることのメリットを感じていた。それを聞いて僕は衝撃的だったんだ。」

「F1では、両ドライバーが一緒に仕事をすることで、多くの人々が恩恵を受けると思う。」

また、2024年に実際のレースに復帰することは彼にとって重要だったかと問われたシューマッハは次のように答えた。

「ああ、とても重要だよ。もちろん、1年間レースに出られなかったことはタフだった。とにかくマシンに戻ってレースをし、新しいチャレンジができることに興奮しているんだ。」

「僕はレーシングドライバーで、レースから離れるのは14年ぶりだった思う。だから来年もレースに出たいという明確な選択と方向性があったのは間違いない。」

「世界耐久選手権は僕にとって挑戦の場であると同時に、ドライバーとしてさらに成長できる場でもある。そして願わくば、いつかF1に戻ることができたなら、そこで培ったものをF1に持ち帰ることができればと思っている。」

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