サインツ、何度もオーバーテイクを決め3位表彰台を獲得
フェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールやマクラーレンのランド・ノリスとバトルを繰り広げたカルロス・サインツ。
レース序盤に表彰台を獲得するのは「難しい」と予想していたが、3位表彰台を獲得し「とても満足している」と語った。
それぞれ4番手と8番手グリッドからスタートしたサインツとルクレール。
2台はそれぞれ別の戦略を取り、サインツはレース中に2度のピットインを行い、ルクレールは1ストップ作戦をとった。
サインツは当初、戦略の効果が薄いのではないかと懸念していたが、終盤にルクレールをパスするなど、何度もオーバーテイクを成功させる力強いレースを展開。
前回のオーストラリアGP優勝に続いての表彰台獲得となったサインツは、マシンを降りた後、鈴鹿でのパフォーマンスについてポジティブに語った。
「正直言って、いいレースができた。でも、突然雲が現れて、デグラデーションがかなり下がったから、1ストップのほうが速いかもしれないと思ったんだ」
「今日は多くのマシンをオーバーテイクしなければならなかった。鈴鹿ではいつも、ターン1への進入をうまくするために最後のシケインを攻略しなければならない。自分の動きを最後までやり遂げることはできたが、厳しかった」
「第2スティントでメルセデスをオーバーテイクするのがどれだけトリッキーだったか、そしてそれに続くのがどれだけ難しかったか。だから3位や4位に戻るのも難しいと思ったよ」
「ランドとシャルルに近づくには大きなリスクが必要だとわかっていた。ハードタイヤで速かったし、プッシュするフィーリングも良かった」
中国GPは4月19~21日に開催され、2019年以来のカレンダー復帰となる。
この週末には2024年のデビュー戦となるスプリントも開催される。
日本ではフェラーリが好調に見えたが、サインツは上海では誰もが困難に直面すると予想している。
「誰にとってもタフな週末になると思う。4、5年ぶりのサーキットでのスプリント、しかも1時間しかプラクティスの時間はない。かなりのチャレンジになると思うよ」
「でも面白くなるだろう。この2、3週間はトレーニングを続けて回復に努めて、中国GPに挑むよ」
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