ペレス、2024年の改善点と自信を取り戻したことを説明
レッドブルのセルジオ・ペレスは、2024年シーズンに競争力のあるスタートを切った。
冬の間に彼とレッドブルが行った改善点について率直に語り、それが彼に「より幸せな気持ち」をもたらし、「ゆっくりと自信を取り戻した」と語った。
ペレスは2023年のシーズン中盤に予選でのパフォーマンスが低迷。
チームメイトで世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンが達成したのと同じレベルのパフォーマンスをRB19から引き出すのに苦労し、ジェットコースターのようなシーズンを過ごした。
だがそれはドライバーとチームにとって、たくさんの自己分析と詳細な分析につながった。
その結果、アプローチを簡素化し、ペレスは今シーズンの最初の4レースで3回の2位フィニッシュを記録するに至った。
ペレスの明らかな進歩は、最近の日本グランプリの週末でフェルスタッペンとのマージンがはるかに小さかったことでも際立っていた。
前シーズンの鈴鹿の予選では、フェルスタッペンよりも8分の1秒近く遅いラップを記録したが、今回はポールポジションを争った。
現時点では、ペレスはドライバーズチャンピオンシップで2位につけており、フェルスタッペンに13ポイント差をつけられている。
しかし最近のパフォーマンスを土台にして、シーズンが進むにつれて次のステップを踏み出そうとしている。
「カルロス(サインツ)が言うように、僕たちは発明をやめた」とペレスは自身の改善されたフォームについてジョークを飛ばした。
これは、フェラーリがセーフティカーの再スタートを管理しようとした2022年のイギリスグランプリでのフェラーリドライバーの無線を引き合いにしている。
「僕たちはクルマをいじりすぎていて、ただそれを通り過ぎていた。今ではずっと良いベースができていると思う。僕たちはかなりハッピーだし、週末は進んでいくだけだ」
「去年ここに来た時は、シーズンの中で(何も)うまくいっていない段階だった。そうなってしまうと、ただ堂々巡りになってしまう。そして、年の終わりになって、それがより良いことだとわかったんだ」
「一歩引いて、セットアップを追い求め過ぎないことだ。僕はずっと快適で、ずっと幸せだし、自信も徐々に戻ってきている」
またペレスは、日本でマシンに冷却とフロアのアップグレードが導入されたばかりで、これからのレースでレッドブルとそのRB20は更に進化を遂げると確信している。
アップグレードされたマシンのフィーリングを過去3戦と比較するように尋ねられたペレスは、次のように答えた。
「マシンは良くなったと思う。僕たちは良いマシンを手に入れた」
「おそらくこのトラック(鈴鹿)では、アップグレードの効果を見るのは難しい。他のサーキットの方がより影響を受けるだろうね。その点では、そのパッケージから本当に学ぶには、あと数レースは待たなければならないと思うよ」
今週末は5年ぶりに、上海インターナショナルサーキットにて中国グランプリが開催される。
今シーズン最初のスプリントイベントの舞台でもある中国グランプリで、ペレスはさらなる勢いをつけようとしている。
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