ウィリアムズ 、日本GPでスペアシャシーなし
オーストラリアですでにそうだったように、ウィリアムズチームは、2024年のF1シーズン第4戦目である日本グランプリに参加する際にもスペアシャシーを持たないことが明らかとなった。
オーストラリアGPでは、アレックス・アルボンが週末のはじめのFP1でマシンをクラッシュさせ、そのダメージが大きすぎて、数時間後に予定されていたFP2に参加できなかった。
問題は、ウィリアムズがメルボルンにスペアシャシーを持ってきていなかったことだった。これにより、チームは厳しい決定を迫られた。チームはアレックス・アルボンが週末に引き続き走れるように、チームメイトのローガン・サージェントのクルマをアルボンにドライブさせることにしたのだ。
サージェントではなく、アルボンに走らせるという決断は、アルボンの方がチームメイトのサージェントよりもポイント圏内でフィニッシュする見込みが統計的に高かったからだ。サージェントは、今季F1で2シーズン目であり、アルボンよりも経験が浅い。
結局のところウィリアムズは、オーストラリアGPでポイントを獲得できなかったが、チーム代表であるジェームズ・ボウルズは「クラッシュしたマシンは、4月5日から7日にかけて鈴鹿で開催される日本グランプリへの修復は間に合うが、今回もまたスペアシャシーを持たないことになるだろう」と述べた。
「シャシーを修理できるに違いない。シャシーが日曜日の早い時間までに工場に戻れるよう、対処したオーストラリアGPの翌日。おそらく午前2時ごろに戻っていたと思う。」
「鈴鹿では、2台のクルマに大した問題は起こらないだろう。だが日本でスペアシャシーを持たないことになる。シーズンが始まる前は、3シャシーを3台用意する予定だったが、遅れていしまい、第3戦が終わってしまった。」
「それ以降は、特に現在アルボンの2番目のシャシーに施している作業により、さらに少し遅れが出ている。とはいえ、もうまもなく3台目のシャシーが完成する。」
ウィリアムズの2人のドライバーは、日本GPでマシンを大きく破損しないように注意する必要がある。そうでないとウィリアムズは、オーストラリアと同じような窮地に陥ることになってしまうだろう。
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