周、中国でのホームレースでポイント獲得に期待

キック・ザウバーの周冠宇は中国GPでの母国デビューレースでポイント争いに加われることを確信している。
スプリントフォーマットではチームが2024年に初めてポイントを獲得するチャンスが2回ある。

2022年にF1デビューを果たし、F1に参戦した初の中国人ドライバーとなった周。
今週末の中国グランプリは2019年以来となる上海インターナショナル・サーキットでのレースとなる。

「ホームレースが遂に行われるなんて最高の気分だ。F1でのキャリアをスタートさせたこの2シーズンは、中国でF1を開催する機会を失っていた。僕は昔サーキットの反対側のグランドスタンドでF1ファンとして観戦していて、そして今はF1ドライバーとしてここに戻ってくる」

「待ちきれないよ。もちろん、週末を迎えるまでにはいろいろな感情が入り混じっている」

「通常のレース週末と同じように過ごしたいけど、連日たくさんのファンが駆けつけてくれるだろう。最近とても忙しかったけれど、これまで楽しい時間をたくさん過ごしてきた」

周は、特に2年前にF1グリッドに着いて以来、中国でのF1への関心が高まり続けていることを認めている。

「特に2年前にF1グリッドに就いてからはそうだ。今朝、街からサーキットに来たんだけど、（サーキットに向かう）道も以前とはまったく違っていたよ」

「2022年シーズンが始まって以来、F1は本当に発展してきたし、モータースポーツ文化の歴史や背景も完全に成長してきた」

「僕自身だけでなく、10歳、6歳、8歳といった多くの若いドライバーが、ここやヨーロッパですでにレースを始めていて、F1への道を追いかけようとしている。国を代表して、ここで初めてドライブできるのは素晴らしいことだ」

コース上では今週末、2024年最初のスプリントが開催される。
土曜日のスプリントレースで上位8位に入ればポイントが加算されるため、周は母国のファンの前で得点を挙げるチャンスが増えることを期待している。

「今週末はスプリントレース方式で2つのチャンスがある。上海で数年間F1が開催されなかったことを考えると、1回のフリー走行で練習セッションが終わるのは、練習量としては少ない。だけどとても面白そうだ。僕たちにはポテンシャルがあると確信している」

「レース運びは最近うまくいっているし、僕の方でも改善すべき点はあると思う」

「金曜日はもう少しクリーンにして、予選に備えたいね。ポイントは間違いなく獲得できると思っているけど、中団チームのバトルは接戦だから、細かいところを確認してチャンスをつかむだけだ」

中国でのレースをF1参戦3年目のシーズンまで待った周は、日曜日のメインレースが感動的な瞬間になることを期待している。

「2004年に初めてレースを観戦したとき、僕の隣に座っていた人がすでにレースをしていたんだ！」と、木曜日のプレスカンファレンスでフェルナンド・アロンソと並んで座っていた周は語った。

「僕にとってこのグランプリは20年も待ったものなんだ！この旅は決して簡単なものではなかったよ」

「僕がF1に参戦してから、ホームレースが2年連続で開催されないとわかったときに集中したのは、自分のシートを維持するためにベストを尽くすことだ。そして今日ここにいることだった。もちろん、僕は自分の仕事に集中している。特に日曜日は国歌斉唱があるし、思い出が脳裏をよぎる」

「でも、僕がレーシングドライバーである限り、最も重要なことは、コース上で正しい仕事をすることだと思う」

「レイアウトの点で、僕が一番よく知っているコースではないし、シングルシーターで走ったこともないけれど、僕たちにはポテンシャルがあると感じている。それでも、このフォーマットにはいいチャンスがあると感じている。僕としては、それに集中するだけだと思う」

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