ヴォルフ「特定の条件下での優位性を失ったのか不明」

トト・ヴォルフは、バーレーンでの異例の寒さとなったプレシーズンテスト後、メルセデスが特定の気象条件下でのパフォーマンス問題に対する解決策を見つけたかどうか不明だと述べている。

バーレーンの天候は例年よりもかなり寒く、グランプリを代表しない走行条件となった。

昨年、メルセデスは寒い気候条件下ではレースに勝てるようなペースを示すことが多かったが、暑い条件下ではそれほど競争力を発揮できなかった。

バーレーンの寒い天候を考慮して、ヴォルフは冗談交じりに、メルセデスは「どのチームよりも2秒速いはずだ」と述べた。

ヴォルフは、メルセデスが単に独自の優位性を失ったのか、あるいは現在のマシンが異なる温度条件下で「よりバランスが取れている」のかははっきりしないと考えている。

バーレーンでの2日目のFIAチームプレスカンファレンスで、ヴォルフは次のように語った。

「正直なところ、今少し心配している。昨年のラスベガスでの唯一の強みだった通り、このような条件下では、我々は誰よりも2秒速かったのに、そうではないからだ」

「問題を解決し、あらゆる気象条件下でよりバランスが取れているからなのか、そうでないのか…。私たちは、この優位性の一部を失ってしまったのかどうか疑問に思っている」

【関連記事】

フェラーリ、カルディレの移籍に対抗か─アストンマーティンとの攻防