ホーナー、角田裕毅のスペインGPでの苦戦を振り返る「セーフティカーが彼のレースを台無しにした」

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レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2025年スペインGPで苦戦した角田裕毅について自身の見解を示した。角田がポイント獲得を逃した原因として、戦略的な不運とタイミングの悪いセーフティカーの影響を挙げている。

バルセロナのカタロニア・サーキットで開催されたレースにおいて、角田は困難な週末を過ごすこととなった。ミッドフィールドのライバル勢と比較して速さの片鱗を見せる場面もあったものの、終盤に投入されたセーフティカーによって、ポイント獲得の可能性があったレースが水の泡となってしまった。

「彼はより良いタイヤを装着しており、前を走るクルマよりもペースがあった」とホーナーはレース後に語った。「レース終了時までには、おそらくポイント獲得にかなり近いところまで来ていただろう…セーフティカーが彼のレースも台無しにしてしまった」

Yuki Tsunoda Spain

ホーナーは、チームがセットアップとパフォーマンスの最適化に努めたにもかかわらず、角田が週末を通じて苦戦していたことを認めている。

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「彼にとって最初から最後まで厳しい週末だったはずだ」と彼は付け加えた。「ファクトリーに戻ってから裕毅(角田)と一緒にこの週末を振り返り、何があったのか解明したい」

スペインでの結果は角田にとって大きな後退となった。今シーズン序盤、特にレーシングブルズでの活動時期においてミッドフィールドで際立った活躍を見せていた彼にとって、この状況は痛手となっている。安定したトップ10フィニッシュを重ねていた角田だが、レッドブルへの昇格は重大な挑戦であることが証明されている。

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扱いが困難なRB21と、時として角田自身のオーバードライビングが組み合わさった結果、レッドブルの上層部が期待していたパフォーマンスの実現には至っていない。今シーズンわずか2レース後にリアム・ローソンを角田と交代させるという決定は、まだ決定的に正当化されていないのが事実だ。バルセロナでの週末の結果も、来シーズン以降もチームに残留する根拠を強化するものではなかった。

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しかしながら、今回の後退にもかかわらず、ホーナーの最近のコメントは、チームが角田を引き続きサポートし、次戦カナダGPに向けて彼の立て直しを支援することに注力していることを示している。モントリオールでは、角田のシーズンを好転させる可能性のある待望のアップグレードをついに受け取ることが期待されている。

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