フェラーリF1、ヴァスール代表が解雇の噂を否定―伊メディアに激怒

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フェラーリF1のフレデリック・ヴァスール代表が、イタリアメディアの解任報道に強く反論した。2023年からチームを指揮する同代表は、カナダGP直前に流れた交代説に対し強い憤りを示した。今季の成績不振を理由とした憶測報道への抗議だった。
金曜日のFIA記者会見で初めて質問を受けたヴァスール氏は、はっきりと批判した。報道を「失礼だ」と断じ、記事を書いた記者らの姿勢を厳しく非難した。
これより前にルイス・ハミルトンがこの報道を「ばかげている」と一蹴し、フェラーリチームも公式に否定していた。シャルル・ルクレールも代表への支持を明言している。
エスカレートするメディアの攻撃に対し、ヴァスール氏は真っ向から反論し、自身の解任をめぐる臆測を一掃しようとした。
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「まず冷静になる必要がある。でないとレース・コントロールに呼び出されかねないからね」とヴァスール氏は皮肉交じりに話した。
「問題なのは一部のイタリアメディアであり、全体ではない。狙われているのは私だけではなく、チームのスタッフたちだ。彼らの名前をあんな風に書くのは、本人や家族に対して失礼だ。昨年も空力担当者で同じことがあった。記者たちの意図が理解できない。チームを傷つけたいのかもしれないが、それに何の意味があるのか。それが彼らの存在理由なのだろう。実際にチームに悪影響を与えている」
「これでは集中力を欠いてしまう。チャンピオンシップ争いでは些細なことも重要なのに、今週末はずっとこの話題ばかりだ。記者たちがチームをこうした状況に追い込むのが狙いなら、見事に成功している。こんな記者たちを相手にしているようでは、チャンピオンシップで勝つことはできない」
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