アロンソ、アストンマーティンの戦略に不満示す 【オランダGP】

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フェルナンド・アロンソは、日曜に行われたF1オランダGPでアストンマーティンの戦略に強い不満を示した。予選でチームメイトを上回る走りを見せながら、決勝では逆に出し抜かれる結果となったからだ。
トップ10からスタートしたアロンソは8位でフィニッシュ。一方で、週末に2度もクラッシュし最後尾からスタートしたランス・ストロールが7位に入った。レース中にはアロンソの苛立ちが無線を通じて露わになったが、レース後にはある程度落ち着きを取り戻していた。
「今日はマシンのペース自体は悪くなかったし、ポイントも獲得できた」とアロンソは語った。
「ただ、セーフティカーのタイミングが悪く、十分に活かせなかった。2度目のストップの後は幾つかのバトルもあったが、自分の方が前のマシンより速いと感じていたよ」
アロンソは直接ストロールの名前を挙げることは避けたものの、コメントからはピット戦略でチームメイトに有利な判断が繰り返されているとの不満がにじみ出ていた。
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43歳の二冠王者は、率直な発言で知られるベテラン。今回のコメントもまた、アストンマーティン内部にくすぶる緊張感を浮き彫りにした。チームオーナー、ローレンス・ストロールの息子であるランスに対する「特別扱い疑惑」は、以前から議論の的となっている。
それでもアロンソは次戦イタリアGPに気持ちを切り替えている。
「ファンにとってはエキサイティングなレースだった。来週のモンツァでは良いバトルを見せたいね」と前を向きに語った。
オランダGP決勝結果
- オスカー・ピアストリ(オーストラリア)、マクラーレン、1:38:29.849
- マックス・フェルスタッペン(オランダ)、レッドブル・レーシング、+1.271s
- アイザック・ハジャー(フランス)、レーシングブルズ、3.233s
- ジョージ・ラッセル(イギリス)、メルセデス、+5.654s
- アレックス・アルボン(タイ)、ウィリアムズ、+6.327s
- オリバー・ベアマン(イギリス)、ハース、+9.044s
- ランス・ストロール(カナダ)、アストンマーティン、+9.497s
- フェルナンド・アロンソ(スペイン)、アストンマーティン、+11.709s
- 角田裕毅(日本)、レッドブル・レーシング、+13.597s
- エステバン・オコン(フランス)、ハース、+14.063s
- フランコ・コラピント(アルゼンチン)、アルピーヌ、+14.511s
- リアム・ローソン(ニュージーランド)、レーシングブルズ、+17.063s
- カルロス・サインツ(スペイン)、ウィリアムズ、+17.376s
- ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)、ザウバー、+19.725s
- ガブリエル・ボルトレト(ブラジル)、ザウバー、+21.565s
- キミ・アントネッリ(イタリア)、メルセデス、+22.029s
- ピエール・ガスリー(フランス)、アルピーヌ、+23.629s
- ランド・ノリス(イギリス)、マクラーレン、DNF
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