ローソン、ハジャーの2026年レッドブル昇格準備は整っていると評価

レーシングブルズのリアム・ローソンは、チームメイトのアイザック・ハジャーについて「レッドブルに昇格するのに必要なすべての資質を持っている」と語り、F1デビューイヤーを送る若きフランス人ルーキーの驚異的な活躍を称えた。

まだ20歳のハジャーは、すでに2025年シーズン最も印象的なルーキーと見られている。オランダGPでは歴史的なF1初表彰台を獲得し、一躍シーズンの発見と評価された。その後も安定して結果を残し、ローソンを上回る場面も少なくない。

一方で角田裕毅が来シーズンの残留への説得に苦戦する中、2026年にはハジャーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるのではという憶測が高まっている。モンツァでこの話題について質問を受けたローソンは、「アイザックは準備ができている」と語り、その可能性を否定しなかった。

また、技術面もハジャーに追い風になる可能性がある。2026年には新レギュレーションによりマシンが全面的に刷新され、経験豊富なドライバーが持つアドバンテージが小さくなる見込みだ。これは、通常なら新人が直面する「既存マシンへの慣れ」の遅れを気にせずに参入できるチャンスとなる。

ただし、レッドブルは大きな転換期を迎えている。2026年からフォードと共同開発する自社製エンジンを初めて投入する予定で、その競争力は未知数だ。それでもハジャーは、結果を出し続ければ、4度の王者フェルスタッペンの次のチームメイト候補として有力な位置につけることになる。

「彼は今年とても良い仕事をしている。ルーキーイヤーである今シーズンに表彰台を獲得することは非常に素晴らしいことだ。ある意味で、多くのドライバーが常に新しいステップを踏む準備ができていると思う」とローソンはモンツァで語った。

「すべては来年のマシンのポジションとトラック上での挙動にかかっている」とローソンは付け加えた。「これはおそらく、現在彼が来年のチームを検討する上で最も重要な点だ。変数は多いが、ドライバーとして、彼は準備ができている。F1で走る準備ができているなら、この種のポジションに就く準備もできていると思う」

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