【オランダGP】フェルスタッペン9連勝、ベッテルの連勝記録に並ぶ
マックス・フェルスタッペンは、オランダGPで3年連続で勝利を手にした。雨に見舞われた試合を乗り越え、フェルナンド・アロンソとピエール・ガスリーを抑えてチェッカーフラッグを受け、セバスチャン・ベッテルと同じく9連勝でF1の記録を並べた。
レース開始前に小雨が降り始め、最初の周回で急に強まり始めた。その後、雨は弱まり、トラックが乾く前に、早めにインターミディエイトに切り替えた選手が先頭に立った。一方スリックタイヤを履いた選手は順位を落としていった。
レースが落ち着くと先頭に立ったのはペレスで、フェルスタッペンは周冠宇とガスリーに次ぐ4位に後退したが優れたペースで1位を奪還した。
ドライなトラックでチェッカーフラッグと優勝を目指していたが、終盤になって雨が再び降り出し、トラックに強く影響を与えた。
それでもフェルスタッペンは冷静さを保ち、アロンソとペレスから差をつけた。そして2013年シーズン以来続いているベッテルの勝利記録に並んだ。
アロンソは2位フィニッシュ、ペレスは3番目でフィニッシュしたものの、ピットレーンでのスピード違反により5秒のタイムペナルティを受けた。
ペレスは処分を受けて4位に後退し、カルロス・サインツが5位、ルイス・ハミルトンが6位でそれぞれフィニッシュした。
ランス・ストロールがトップ10フィニッシュをあと一歩逃し、ニコ・ヒュルケンベルグ、F1新人リアム・ローソン、そしてケビン・マグヌッセンがピットレーンで妨害をしたとして10秒のペナルティを与えられた。
ローソンにとっては力強いデビューパフォーマンスとなった。それ以外はトラブルを避けてマシーンをコース上に維持し、13位となった。
バルテリ・ボッタスは角田とラッセルから15位を奪い、ラッセルは最後のダッシュ中にノリスと接触し、ポイントフィニッシュの可能性を失った。
周と並んでサイドラインには、レース継続困難になったシャルル・ルクレールと再びクラッシュを起こしたローガン・サージェントも加わった。