ピアストリ、予選3番手「ほぼ最大限の結果」メルセデスの速さに驚き
F1選手権首位のオスカー・ピアストリは、土曜のシンガポール・マリーナベイで行われた予選に、ポールポジション争いへの期待を抱いて臨んだ。しかし、メルセデスが想定外の速さを見せつけ、結果は3番手にとどまった。
決定的な瞬間は、ジョージ・ラッセルが1分29秒158というタイムでトップに立ち、レッドブルのマックス・フェルスタッペンを抑えてポールポジションを獲得した場面だった。
ピアストリはラッセルから0.366秒遅れの3番手。わずかに届かなかったフロントローを受け入れるしかなかった。

「ほぼこれが限界だったと思う」と、24歳のピアストリは予選後に語った。
「もう少し速く走れたかもしれないけど、ポールを狙えるほどではなかった。セッション自体はとても良かったし、全体的にスムーズな週末だったと思う。ただ単純に、ペースが少し足りなかっただけだね」
ピアストリは、メルセデスの速さが予想外だったとも明かしている。
「予選の序盤は僕たちもかなり良さそうに見えた。でも、その後みんながさらにタイムを伸ばす中で、僕たちは改善できなかった。それは少し予想外だった」と語った。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、この結果についてストリートサーキット特有の傾向があると説明する。
「カナダやバクーでも同じように苦戦していて、今回も他のチームのほうが少し速かった」と述べたうえで、
「それでも、決勝に向けては良い位置につけている」と前向きに締めくくった。
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