ホーム » F1 ニュース » FODのF1配信が開幕戦でコンテンツ人気1位を獲得

FOD F1が1位に! F1開幕で示した手応えと「日本で2GP」への夢

· ·
FODのF1配信が開幕戦でコンテンツ人気1位を獲得

F1開幕直前の記事では、実況やオープニング演出の多くが「秘密」とされていた。しかし、その裏ではフジテレビ社内で長期にわたり準備が進められてきたプロジェクトがあった。

開幕戦を終えた今、FODでのF1配信の初動と、ここまでの舞台裏を改めて紹介する。

F1を見る方法2026|初心者OK!FODが最強な理由と選び方
F1を見る方法2026|初心者OK!FODが最強な理由と選び方

開幕戦で見えた反響

(左)サッシャ(右)中野信治
(左)サッシャ(右)中野信治

サービス説明会以降、実況のサッシャ氏と解説の中野信治氏のコンビには、SNS上でも多くの感謝や好意的なコメントが寄せられているという。

担当者は「おかげさまでいい形で開幕戦を迎えることができた」と振り返り、初戦から一定の手応えを感じている様子だ。

また、FODではCS放送のコメンタリーも視聴可能となり、実況・解説の違いを聞き比べながら楽しめる環境が整った。こうした視聴体験の広がりにより、F1の魅力をより多角的に味わえるようになってきたという。

さらに、公式YouTubeチャンネル「フジテレビ Fチャンネル」を新たに開設。開幕戦のダイジェスト動画には多くの視聴が集まり、反応も上々だとしている。これらの動きから、日本国内におけるF1への関心の高まりを改めて実感しているという。

現在は地上波、CS、FOD、SNSといった複数のプラットフォームを連動させながら、これまでフジテレビが培ってきたF1コンテンツを、より多くの視聴者に届ける取り組みを進めている。

開幕戦後、FOD内のランキングではF1関連コンテンツがトップに入るなど、サービスとしての初動は好調だ。広告面でも、F1ファン層と親和性の高いCMが並び、コンテンツとしての価値が評価されつつある印象だ。

社内でも水面下で進んでいたF1プロジェクト

今回のF1配信プロジェクトは、社内でも長く“水面下”で進められていた。

フジテレビのプラットフォーム事業センター 野村和生室長によれば、プロジェクトの存在は社内でも広く共有されていたわけではなく、限られたメンバーの中で準備が進められていたという。

一方で、「再びF1を盛り上げてほしい」という声も社内には多く、プロジェクトを応援する雰囲気は強かった。

長く日本のF1中継を担ってきたフジテレビだからこそ、F1への思い入れを持つ社員も少なくない。そうした空気も、今回の取り組みを後押しする要素となった。

F1を見る方法2026|初心者OK!FODが最強な理由と選び方
F1を見る方法2026|初心者OK!FODが最強な理由と選び方

最大の壁は“会社への企画承認”とF1との契約

フジテレビ プラットフォーム事業センター 野村和生室長
フジテレビ プラットフォーム事業センター 野村和生室長

プロジェクトで最も苦労した点について尋ねると、野村氏は「会社にF1企画を通すことだった」と振り返る。

F1の放映権契約は非常に大きな規模になる。また、 当時は一連の事案の渦中にあった。そうした中で、F1のような大型契約の交渉を進めること自体、決して容易なことではなかったという。

さらに、契約交渉にも時間がかかった。

結果として準備期間は決して十分とは言えず、開幕戦直前まで現場は対応に追われていた。それでも、「2026年の開幕には間に合わせたい」という思いが、プロジェクトを前に進めた。

F1 TVとの連携と舞台裏

f1tv

今回の配信では、公式配信サービスであるF1 TVとの連携も重要なポイントとなった。

海外チームとのやり取りでは時差の問題などもあり、最初は調整に苦労する場面もあったという。

しかし、プロジェクトが進むにつれ関係は深まり、最後には打ち解けた。担当者によれば、プロジェクト完了後に来日していたF1 TVクルーは、日本での作業を終えるとカラオケに向かったというエピソードもあった。

国境を越えたチームワークが、今回の配信の裏側にはあった。

夢は「日本で2グランプリ開催」

今回の取り組みは、単なる配信サービスの拡充ではない。

野村氏が描く未来は、F1が特別なコンテンツではなく、“日常”として見られる環境だ。

朝のニュース番組でF1が取り上げられ、誰もが気軽にレース結果を知る。そんな環境を作ることが目標だという。

そして2026年シーズン、それが実現した。地上波のニュースでもF1が取り上げられるのが自然に感じられる。長い間なかった ”あの時の日常”が戻ってきたかのようだ。

もちろん、地上波で放送枠を確保することは決して容易ではない。スポンサー調整や編成の都合など、本来予定されている番組との兼ね合いもあり、簡単に差し替えられるものではないからだ。

それでも今回、F1関連の地上波枠やニュースでの露出が実現している背景には、フジテレビ内での強い後押しと、FOD 事業部の働きかけがあったとみられる。

こうした動きからも、フジテレビが今回のF1展開に本気で取り組んでいることがうかがえる。

そして野村氏は、最終的には、日本で再びF1人気を高め、将来的にはスペイン等のように国内で2グランプリが開催されるような盛り上がりを目指したいと語る。

そして、配信サービスを提供する立場でありながら、こんな言葉も付け加えた。

「チャンスがあれば、ぜひサーキットにも足を運んでほしい」

明日、日本GPの決勝を迎える。担当者は「現地の熱気や盛り上がりを直接感じたい」としており、今後のさらなる展開にも期待がかかる。


FODで新たなF1を体験しよう

【関連記事】

類似投稿