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BYD、F1参入協議を正式に認める─中国メーカー初のグリッド入りへ現実味

BYD、F1参入協議を正式に認める

世界最大級のEV・PHEVメーカーであるBYD(比亜迪)が、F1参入に向けた協議を進めていることを正式に認めた。数か月にわたり浮上していた参入説が、現実味を帯びてきた。

北京国際自動車ショーで取材に応じたBYD執行副総裁のステラ・リー氏は、F1参入の可能性について「協議中」と明言。さらに、今年の中国GP期間中にF1 CEOのステファノ・ドメニカリ氏と直接会談したことも明かした。

リー氏は参入理由について、「F1は情熱と文化に関わる舞台。そこに参加することを人々は夢見る」と説明。自社技術を世界最高峰の舞台で示す場として、F1に魅力を感じているとみられる。

こうした動きを歓迎しているのがFIA会長のモハメド・ビン・スライエム氏だ。同氏は、中国メーカー参入によってF1全体の収益拡大が期待できるとして、新規参戦に前向きな姿勢を示している。

BYDにとって追い風となるのは、2026年から導入された新パワーユニット規則だ。電動出力の比率が大幅に高まり、ハイブリッド技術の重要性が増したことで、EVと内燃機関の両分野を持つBYDとの親和性は高い。

一方で、参入には巨額の投資が必要となる。キャデラック参入時には約4億5000万ドルの希釈化防止料が発生したと報じられており、既存チーム買収となればさらに多額の資金が必要になる見通しだ。

中国国内での競争激化が進む中、BYDにとってF1は世界的なブランド価値を高める絶好の舞台でもある。中国メーカー初のF1参戦実現へ、今後の動向に注目が集まる。

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