ラッセル「誰かが自分に選手権を戦わせたくないようだ」カナダGP首位走行中のリタイアに言葉を失う
これほど苦い結末があるだろうか。ジョージ・ラッセルがカナダGPの68周中30周目、首位を走行中にパワーユニットのトラブルで突然停止した。メルボルン以来の今季2勝目という夢が、最も良い状況で砕け散った。
レース後、ラッセルは言葉を絞り出すように語った。「信じられません。誰かが自分にこの選手権を戦わせたくないようだという感覚です。直近5戦中3戦で、何かしら必ず自分に不利なことが起きています。今は本当に言葉が出てきません」
チームメイトとのバトルは「愛していた」

リタイア前、ラッセルはアントネッリと激しいチーム内バトルを繰り広げていた。ウォルフが「ギリギリ許容範囲」と表現した接触寸前の攻防だったが、ラッセル自身はむしろそのバトルを楽しんでいた。「そのバトルが大好きでした。自分の対処の仕方、走り方に満足しています。個人的なパフォーマンスという点では、この週末に満足しています」
懐疑的な声に答えた
マイアミ後に浮上したラッセルへの疑問符に対しても、今週末の結果で答えを示したと強調した。「マイアミ後には多くの疑問の声があったかもしれないが、自分の実力はわかっています。スプリント予選でポール、スプリントで優勝、GP予選でポール、レースでトップ走行、激しいバトル。あのバトルをもう30周続けたかったし、どう決着がついたか見てみたかった」
ヘッドレスト投げつけに罰金
リタイア直後、極度のフラストレーションから感情的になったラッセルはヘッドレストをコース上に投げ捨てた。FIAはこれを「危険な行為」と判断して呼び出し、5000ユーロの罰金を科した。ただし1年間の執行猶予付きで、同様の行為を再び行わない限り支払いは免除される。ラッセルは審査員に謝罪し、公式に謝罪の意を表した。それが情状酌量として認められ、執行猶予付きの処分にとどまった。
選手権でアントネッリとの差は43ポイントに広がった。しかしラッセルの言葉には、まだ諦めていない強い意志が滲んでいた。
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