ラッセル「今はアントネッリが自分でチャンスを潰す番だ」カナダGPのリタイアで43ポイント差に
シーズン開幕時、多くの人がジョージ・ラッセルをメルセデスのタイトル最有力候補と見ていた。しかし5戦を経た今、19歳のキミ・アントネッリが43ポイントのリードを持つ。ラッセルは強がりではなく、本音でこの状況を語った。
アントネッリが独走、ラッセルは不運続き
アントネッリは現在4連勝中だ。一方ラッセルは日本GPでのセーフティカーの不運、中国GPのQ3でのリタイア、そして今回のカナダGPでの首位走行中のパワーユニット故障と、相次ぐ不運に見舞われている。「神様が自分をこの戦いに参加させたくないようだという感じがします。日本でのセーフティカーのタイミング、ポール争いをしていた中国でのQ3リタイア、そして今日の首位からのリタイア」とラッセルは語った。
「アントネッリが潰す番だ」
しかしラッセルは前向きな姿勢を崩さなかった。アントネッリの43ポイントリードについて問われると、こう言い放った。「今は彼がそれを潰す番です。まだ多くのポイントが残っています」
開き直りがもたらす自由
不運続きの今、むしろ気持ちが楽になったとラッセルは明かした。「でもプレッシャーがなくなりました。ただ出て行って毎レースを楽しむ。毎レースで勝ちを狙う。失うものは何もないので、ここで立って話しているのではなく走りたい。もちろんフラストレーションはありますが、この戦いに加わり続けたい。できれば面白い展開になってほしい」
43ポイント差は数学的にはまだ覆せる数字だ。しかし同じマシンに乗る同等の実力者を43ポイント差から逆転するのは容易ではない。アントネッリの大きなミスかチームの判断ミス、あるいはラッセルへの運の転換が必要になるだろう。カナダGPの最初の30周が見せた接近したバトルが示すように、この対決がコース上で繰り広げられる時こそ、F1は最も輝く。
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