【カナダGP】メルセデス技術部長アリソン「バッテリーの熱損傷がラッセルのリタイア原因—原因究明を急ぐ」
2026年F1第5戦カナダGPで30周目にリタイアしたメルセデスのジョージ・ラッセル。技術部長のジェームス・アリソン氏がリタイアの原因と今後の対応をデブリーフ動画で詳細に説明した。
「バッテリー故障によるエンジンダメージ—熱損傷が確認された」
アリソン氏はリタイアの原因を明確に語った。
「ジョージのリタイアについては、バッテリーの欠陥によって引き起こされたエンジンダメージが原因でした。レースの3分の1を過ぎた時点でバッテリーが機能を停止し、ジョージのレースを終わらせた。レース後に確認したところ、バッテリーはかなりひどい状態で熱損傷が見られた。今後数日から数週間で、正確な原因を突き止めて問題を修正しなければならない」
このリタイアにより、ラッセルとトップにつけるキミ・アントネッリの選手権差は43ポイントに広がった。
「アップグレードは期待通りに機能—しかし信頼性問題がすべてを台無しにした」
カナダGPで今季初の大型アップグレードを投入したメルセデスだったが、その効果は確認できたとアリソン氏は語った。
「今回はモントリオールで今季初の大型アップグレードを投入した重要な週末だった。期待通りの効果があり、パフォーマンスの観点からは非常に良い週末だった。しかしジョージを信頼性の問題で失望させてしまったことへの落胆が、その全てを暗くしてしまった」
「チームメイト同士のバトルは複雑な気持ち—しかし素晴らしい光景でもある」
ラッセルとアントネッリの激しいチーム内バトルについてもアリソン氏は言及した。
「自分のドライバーたちが激しく戦い合う姿を見るのは複雑な気持ち。ロボットのように互いを争うことなくマシンの最大限を引き出してくれたらと思う一面もある。でもチームの大部分、そしてより良い部分は、このバトルに興奮していたと思う。接触さえなければ、こんな形で競い合う姿を見ることは忘れられない体験」
