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【モナコGP】ハミルトン、混沌を生き残り2戦連続の2位!祝福も、フェラーリの現実に苦言「ダウンフォースが足りない」

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lewis hamilton ferrari monaco gp 2026 【モナコGP】

前戦カナダGPに続き、モナコGPでも見事なドライビングで2位表彰台を掴み取ったフェラーリのルイス・ハミルトン。これでモナコでの表彰台獲得数は「8回」となり、あのアイルトン・セナの記録に並ぶとともに、自身の持つ史上最多表彰台記録を「205回」へと更新した。

ライバルたちがマシントラブルやペナルティ、そして崩壊する路面に足元をすくわれる中、自身もピットレーン速度超過による5秒ペナルティを科されながらも2位を死守。チェッカー後のパルクフェルメに現れた7冠王者は、満面の笑みで古巣メルセデスへの賛辞を送りつつも、跳ね馬が抱える明確な弱点を冷徹に指摘した。

「おめでとう、僕の古巣家族」勝者を讃える王者の気品

ハミルトンがレース後のインタビューで最初に口にしたのは、自身に代わってメルセデスのエースへと君臨し、モナコ史上最年少優勝&5連勝を飾った19歳のキミ・アントネッリ、そして古巣への祝福の言葉だった。

「まずはキミ(アントネッリ)、そして僕の古巣の家族であるメルセデスに心からおめでとうと言いたい。彼らはまたやってのけたんだ! 本当に素晴らしいマシンを作り上げたし、キミの仕事ぶりも見事だった。毎週末、確実に結果を出し続けている彼らの姿を見るのは純粋に嬉しいし、自分のことのように喜んでいるよ」

金曜日のフリー走行では、ハミルトンとシャルル・ルクレールがワン・ツー体制を築き、フェラーリ優位に見えたモンテカルロ。しかし、土曜日以降に一気に巻き返したメルセデスに対し、ハミルトンは脱帽するしかないと語る。

「僕たちフェラーリもここ数ヶ月で確実にステップアップしてきた。だけど、今のメルセデスのレベルにはまだ到底及ばない。彼らの領域に追いつくためには、これからさらに途方もないハードワークが必要になるだろうね」

「想像しうる中で最も過酷な条件」タイヤが冷え切る恐怖との戦い

他車の自滅に助けられた側面もあるとはいえ、ハミルトンにとってもこの78周は薄氷を踏むようなサバイバルだった。特に赤旗やセーフティカー(SC)の多発によって、現代F1の気難しすぎるタイヤマネジメントは極限の難易度に達していたという。

「もう一度2位でフィニッシュできたことは最高の気分だよ。特に、今日のモナコのような極めてトリッキーで、想像しうる中で最もタフなコンディションの中ではね。グランドスタンドを埋め尽くしてくれたファンの前でこの結果を残せて本当に良かった」

「車自体のフィーリングは悪くないんだ。だけど結局のところ、僕たちにはもっと純粋なダウンフォース(空力特性)が必要不可欠だ。今日の変則的な展開の中で、最初のスティントでは早々にタイヤの寿命が尽きかけてしまった。その後のロングスティントも、今のピレリタイヤは長く持たせるようには作られていないから、維持するのは本当に骨が折れたよ」

さらに、ストロールやルクレールのクラッシュを誘発した「低温度化」の恐怖についても生々しく証言した。

「セーフティカーが導入されてスロー走行を強制された瞬間、タイヤの温度が完全にストップ(急降下)してしまうんだ。他のドライバーたちがコース上にマシンを留めることすら苦労していたのが見えただろう? 毎周のように全く異なるトラブルや課題が降ってくる、文字通り巨大なチャレンジだったよ」

「グラッツェ」イタリアのファクトリーへ捧げる感謝

チームメイトのルクレールがブレーキトラブルと戦略不信でチームへの怒りを爆発させる中、ハミルトンは新天地での2戦連続表彰台という結果をもたらしてくれたチームへの感謝を忘れなかった。

「今日という日に心から感謝している。ファクトリーでハードワークを続けてくれている全員に、グラッツェ(ありがとう)と言いたい。パドックのメカニックたちも、この結果を得るために本当に死ぬほど働いてくれた。彼らはこの結果にふさわしいチームだ。僕はただ、次の一歩(フェラーリでの初勝利)を彼らにプレゼントできるよう、これからもすべてを捧げて働き続けるよ」

次戦バルセロナは、ハミルトンが指摘した「純粋なダウンフォース量」の差がそのままタイムに直結するサーキットだ。古巣メルセデスの独走を止めるパッケージを、フェラーリはスペインまでに用意できるのか。ベテランの要求に対するマランエロの回答が注目される。

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