【ベルギーGP】ピアストリ、油圧トラブルとギアボックス交換を乗り越え好感触
伝統のスパ・フランコルシャンで幕を開けた2026年F1第10戦ベルギーGP。マクラーレンのオスカー・ピアストリにとって、週末の滑り出しは決して順調とは言えないものだった。フリー走行1回目(FP1)終盤に突如発生したマシントラブルにより、マクラーレンのファクトリーと現場スタッフは、限られた時間の中で慌ただしい対応を迫られた。
FP2の出遅れを招いた油圧リークとギアボックス交換
FP1で21周を走行したピアストリだったが、セッション終盤にシステムの異常を検知。チームの確認により、油圧リーク(漏れ)が発生していることが判明した。
チームは予防措置としてギアボックス交換を決断したが、作業はフリー走行2回目(FP2)開始後まで続き、ピアストリがコースインできたのはセッション後半。走行はわずか11周にとどまったものの、6番手タイムを記録した。
セッション後、ピアストリはチームへの感謝を示すとともに、マシンの仕上がりにも手応えを口にした。
「トラブルはあったが、全体としてはかなり理にかなった一日だったと思う。FP1の最後に発生した油圧リークの原因を突き止め、修復するためにチームが懸命に働いてくれた。FP2のスタートが遅れることになってしまったが、限られた時間の中で全力を尽くしてくれたメカニックたちには大きな感謝を伝えたい。
FP2では走行時間が限られていたにもかかわらず、僕たちは着実な進歩を遂げることができた。マシンのペース自体もかなりいいことが確認できて、間違いなく正しい方向に進んでいる。FP3、そして予選に向けてさらにパフォーマンスを積み上げていくための、いい出発点に立てているよ」
テクニカルディレクターも手応え「ここ数戦よりいい位置にいる」
マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるニール・ホールディ氏も、初日に示したMCL38の純粋な速さを高く評価。トラブルはあったものの、全体としては収穫の多い一日だったと振り返った。
「今日見せたマシンのペースには非常に満足している。ここ数戦と比べても、今回は少しいい位置につけているという確信がある。ランド(ノリス)も素晴らしい仕事をしてマシンの能力を最大限に引き出してくれたし、土曜日へ向けたセットアップにも満足しているようだ。
もちろん、我々にとって完全にスムーズな一日ではなかった。オスカーのマシンに発生した油圧トラブルによって、FP2の貴重な走行時間が失われてしまった。チームはギアボックス交換後も、再発防止に向けた確認作業をFP2中も続けていた。作業を一刻も早く終わらせるため、ファクトリーと現場の全員が全力を尽くしてくれた。皆に感謝している」
新エンジンと新型リアウイングを投入し、信頼性とストレートスピードの向上を狙うマクラーレン。ピアストリ側のガレージを襲ったアクシデントこそあったものの、それを乗り越えたチームは、アルデンヌの森で本来のパフォーマンスを発揮する準備を着実に整えている。
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